【旭堂南鷹のビンボー講談師に明日はない】カツジで穴狙う!!

2020年06月20日 18時00分

【旭堂南鷹のビンボー講談師に明日はない】人気作家・馳星周は競馬がお好きだそうだが、強固な夫婦協定があるらしい。SNSによると1レース1000円まで。それを知った我が妻によって、今週から馳家より厳しい夫婦協定が発令された。それもこれも給付金がいまだに入らないせいだ。

 重賞ではないものの、阪神の米子Sには好メンバーが揃った。第一感はハッピーアワー。天候不順のこの時期はディープインパクト産駒を買うよりハービンジャー産駒の方が安心。近走成績では買いづらいが、競馬は記憶のゲームだ。ファルコンSで見せたあの鮮烈な差し脚を思い出すだけで買う価値はある。

 しかし、記憶というならカツジの右に出る者はなし。ニュージーランドTという古い記憶を引っ張り出さずとも、3走前の東風Sを思い出せばいい。結果は6着だが、強気にマクって直線先頭。集団動物である馬が一瞬でも群れの先頭に立つのは、まだ戦意が残っている証し。腕利きの土屋助手がどんなことがあっても手放さずにいるのも、カツジにまだ伸びシロがあるからにほかならない。雨季に買いづらいディープインパクト産駒ではあるが、阪神マイルのここで買わずしていつ買うのか。ここは人気や常識を気にせず穴を狙いたい。

 東京のユニコーンSはタガノビューティー。和田竜二がまだ能力を全開できていないように映る。後ろから差されたカフェファラオには分が悪くとも、捕らえ切れなかったデュードヴァンとの勝負付けはまだ済んでいない。タガノとカフェを中心に馬連だけでも当てて、宝塚記念の蓄えとしたい。

【米子S】
◎カツジ
○ハッピーアワー
▲ミッキーブリランテ
△メイショウオワラ

【ユニコーンS】
◎タガノビューティー
○カフェファラオ
△メイショウベンガル
△レッチェバロック

【プロフィル】きょくどう・なんおう 講談師。マイケル・ジャクソンの自伝を読んで講談師の道を決意。演目は競馬、MJの他に「五代友厚」をシリーズ化。毎週日曜7時~ラジオ関西「旭堂南鷹の今昔なにわ物語」出演中。夢はグラミー賞朗読部門。