【ユニコーンS】「東京マイル無敵」デュードヴァンが不動の主役

2020年06月19日 21時02分

重厚感十分に先頭を歩むデュードヴァン

【ユニコーンS(日曜=21日、東京ダート1600メートル)新バージョンアップ作戦】次代のダート王決定戦とも評されるのがGIIIユニコーンS。2戦2勝のカフェファラオを中心に素質あふれる馬が多い中で、新VU作戦の明石尚典記者はデュードヴァンに◎。東京マイルで無敵の強さを誇る“スペシャリスト”を不動の主役に指名した。

 12ハロン=2分24秒台に終わったダービー&オークスの3歳頂上決戦。稍重で8ハロン=1分31秒6とコースレコード(1分30秒5)から大きく後れを取った安田記念。好時計連発の前半戦から一転、馬場レベルを下げつつあった東京コースに、ダメを押したのが先週土曜夜半の豪雨。事実、翌日のエプソムCは9ハロン=1分47秒7(不良)の低速決着に終わっている。

 馬場レベルが走破時計に大きな影響をもたらすのは、何も芝に限ったことではない。砂上でも水の浮くような状態になれば時計一つ分、いや二つ分は変わって当然。梅雨真っただ中で馬場レベルが読みづらい時期となれば、頼れるのはやはり外的要因に左右されないポテンシャルの高さということになろう。

 軸指名はズバリ、東京ダートマイル3戦3勝のデュードヴァン。重→不良→良と異なる馬場状態で、1分37秒0→1分36秒2→1分36秒2と着実にパフォーマンスをアップ。自身前後3ハロンラップ合計も71秒9(35秒7+36秒2)→71秒6(35秒0+36秒6)→71秒9(35秒4+36秒5)とほとんどブレがない。いわゆる“計算ができるタイプ”で、前傾1秒2~3秒6のハイラップの経験値も大きな強み。今回もラスト2ハロンの落差を1秒以内に収められれば、かなり高い確率で重賞ウイナーの称号を手にすることができる。そんな確信を持っての◎進呈だ。

 米3冠馬を父に持ち、デビュー戦の中山9ハロンを1分54秒7の好時計で10馬身差のぶっちぎり。返す刀でヒヤシンスSも仕留めたカフェファラオの動向は気になるところだが、ヒヤシンスS=2着→青竜S=3着のタガノビューティーは走破時計を1秒5(1分37秒9→1分36秒4)、自身前後3ハロンラップ合計を0秒7(72秒8→72秒1)短縮。同じ数字を伸びシロとしてカフェファラオに当てはめると、走破時計は1分37秒7→1分36秒2、自身前後3ハロンラップ合計が73秒2→72秒5という計算になる。あくまで机上ながら、これなら十分上回れるというのが当欄の結論。

 数字の裏付けバッチリの東京マイル専科=デュードヴァン。スペシャリストの快走に一票を投じるのがベストの選択肢と言えよう。