【マーメイドS】四位元ジョッキーがホレたミスマンマミーアを「波乱の使者」に指名

2020年06月12日 21時02分

カメラをのぞき込むミスマンマミーア。やってくれそうな気配が漂っている

【マーメイドS(日曜=14日、阪神芝内2000メートル)得ダネ情報】阪神メインは「荒れる女の戦い」GIIIマーメイドS(芝内2000メートル)。過去10年で1番人気馬はわずか3連対、トップハンデ馬は2連対止まりの荒れて当たり前のレースで活躍が目立つのは「軽ハンデの差し、追い込み馬」。栗東得ダネ班はトレーナーに転身した四位洋文元ジョッキーがそのスタイルを確立させた、ミスマンマミーアを波乱の使者に指名した。

「転入初戦(6着)で上がり最速の脚を見せてくれて“中央でもやれるな”って手応えはありましたけどね。2戦目に四位さんが乗って最高の結果を出してくれた。しっかりした形ができたのがやはり大きかったですね」

 寺島調教師が振り返った「転機」は中央転入2戦目。当時が初コンビながら、ベテラン四位は初戦で脚を余した競馬内容を踏まえ、1列前で運ぶ騎乗を展開したことで、きっちり前を捕らえた。四位の騎乗はこの勝利を含めトータル3戦(すべて馬券圏内)にとどまったが、ベテランが教えてくれたことが実を結んだことで、ミスマンマミーアの今がある。

「走るフォームがすごくいいんですよね。手脚がしっかりと伸びて、体全体を使えている。うまくためも利いているから、ラストはきっちり脚を使ってくれるんです」

 前走の烏丸S(3勝クラス)でショウリュウイクゾ、シルヴァーソニック、マスターコードといった骨っぽい牡馬相手に、末脚勝負で勝ったのも当然といった口ぶりだ。

「ハンデ53キロは大いに魅力。週末が雨になっても道悪でも強い競馬をしているので問題ありません。内回りの2000メートルという舞台がカギにはなりますが、今なら道中で置かれることなくついて行けると思う。それこそ四位さんみたいに1列前で運ぶ騎乗を意識してくれれば」と寺島調教師は重賞でも十分にやれる手応えをつかんでいる。

 今でも四位技術調教師は「あの馬、どうしてるの?」と気にかけてくれるという。ダービー2勝ジョッキーがホレ込んでいた末脚が存分に発揮されれば、止められるものなどいないはずだ。