【海外競馬】大本命ピナトゥボの連勝を「6」で止めたカメコの未来

2020年06月11日 21時30分

【TPC秋山響の海外競馬解析】“フランケル級”の大物はそう頻繁には出ない、ということなのだろう。6日に行われた、日本の皐月賞に当たるGI英2000ギニー(芝8ハロン・ニューマーケット競馬場)に出走したピナトゥボ(父シャマーダル)は単勝1・83倍の1番人気に応えることができず3着。2歳時にフランケル超え&2歳馬としては今世紀最高の128ポンドというレーティングを得たスーパースター候補生の連勝は6でストップした。

 ゲート入りを嫌う場面はあったものの、道中はスムーズな競馬ができていただけに今回のところは完敗という印象。2歳時は6~7ハロンで連勝していた馬で、1ハロンの延長もマイナスだったかもしれない。特に今回はペースが速く、全馬の上がり3ハロンが36秒台というスタミナも問われたレースだっただけに、距離延長が余計にこたえたのではないだろうか。

 一方、日本でもおなじみのO・マーフィー騎手を背に中団から差し切ったカメコ(牡3=父キトゥンズジョイ、英A・ボールディング厩舎)は今後に向けて大きく展望が開ける勝利を手にした。

 2歳時にもGIフューチュリティトロフィーを制していたが、そのレースはオールウエザー(8ハロン)で、芝の重賞では2戦してともに2着。今回も芝でどうかと思っていたが、いい決め脚を見せてくれた。

 次走は7月4日のGI英ダービー(芝12ハロン6ヤード)。一気の距離延長が課題となるが、有力候補であることは間違いなく、主要ブックメーカーの前売りでは単勝4倍前後の1番人気に推されている。