【エプソムC・東西記者徹底討論】アンドラステ昇級即Vか重賞&コース実績あるアイスストームか

2020年06月10日 21時32分

デビューから〈4・1・1・0〉のアンドラステには底割れしていない魅力がある

【エプソムC(日曜=14日、東京芝1800メートル)東西記者徹底討論】5週連続の東京GIシリーズ後に迎えるGIIIエプソムCは、名より実を取りにきた既成勢力と秋に向けて飛躍を期す新興勢力との争い。「両刀」山口が初重賞挑戦の新興勢力を果敢に狙えば、「分析官」岡崎は初タイトル奪取が見えてきた既成勢力に目を付けた。かみ合わない男たちの勝負の行方はいかに!?

 山口心平(東京スポーツ):マスク美人とかけまして、競馬の予想と解く。

 岡崎翔(大阪スポーツ):いきなりですね。で、そのこころは?

 山口:どちらも想像力が大事です。

 岡崎:は? 意味が分かりませんが…。

 山口:街中にはマスク美人があふれてるだろ。で、マスクを取った顔はどうなんだろ?って見えないパーツをいろいろ想像するわけだ。

 岡崎:いや、ボクは純粋にマスク美人を楽しみますが…。

 山口:…。競馬もメンタルとか見えない部分をイメージで補って予想するだろ?

 岡崎:かなり分かりにくい謎かけのような…。

 山口:どうもキミとは話がかみ合わん。盛り上がらんから、さっさと予想に入るぞ。マスク美女研究で培った想像力を見せつけてやるからな。

 岡崎:そこで威張られてもねえ~。エプソムCは既成勢力と新興勢力が入り交じってますから。先週までとはレースの格が落ちるけど、馬券的な面白みはありますよね。

 山口:だよな。で、オレは新興勢力のアンドラステ◎だ。

 岡崎:底を見せていない馬ですが、さすがに初重賞では…。

 山口:条件戦とはいえ、パールSはなかなかの勝ちっぷりだったぞ。いつも通り前めの競馬になると思っていたら、後ろからうまくためを利かせて、しまいはこれまで以上の伸び脚。相手に恵まれた面もあったとはいえ、昇級してもと思わせる内容だった。1週前の動きも良かったんだろ?

 岡崎:確かに動きは悪くなかったですけど、いきなりの重賞Vは先輩の想像の域を出ません。ボクは重賞&コース実績ともあるアイスストーム◎です。

 山口:当舞台は3→1→1着。相性はいいわな。

 岡崎:それに昨年の中日新聞杯でタイム差なしの3着と重賞実績もありますからね。左回りでは本当に安定しています。

 山口:ただなあ~。前走のメイS勝ちは内有利の馬場を生かした鞍上の好騎乗が大きかった。重賞ではまたチョイ足らずに終わるんじゃないか?

 岡崎:重賞ではまったく未知数の先輩の◎よりは頼りになると思いますけどね。

 山口:…。◎はともかく○、▲はレイエンダ、ピースワンパラディが入れ替わってるだけか。

 岡崎:レイエンダは昨年の覇者ですからね。ここでの上位評価は仕方ないところです。

 山口:成績に波はあるが、昨年の当レースや富士S(2着)を見ると、やはり決め手は一級品だよな。

 岡崎:超高速決着に弱い傾向があるようにも見えるので、あとはある程度、時計がかかればってところですかね。

 山口:ピースワンパラディも決め手は文句なし。レイエンダにも見劣りしないかもな。

 岡崎:昨年の青葉賞で0秒3差3着。早い時期から素質を評価されてきた馬が、ようやく軌道に乗りました。レース経験を重ねるうちに好位でも立ち回れるようになり、弱点が少なくなっています。

 山口:あとは全体的に時計が速くなった時にどれくらいやれるかだな。

 岡崎:ほかでは池江厩舎の2頭。ソーグリッタリングとサトノアーサーはともに勝ち切るまではどうかと思いますが、オープン特別~GIIIレベルでの安定感は評価しないわけにはいきません。

 山口:△候補は多数で結構、悩むよな。インビジブルレイズは新潟大賞典では5着止まりだったけど、重賞でももっとやれそうな力はある。東京も合っているしな。

 岡崎:そろそろ阪神のマーメイドS(日曜=14日、阪神芝内2000メートル)にも触れておきましょう。ボクはリュヌルージュに注目してます。福島牝馬Sは8着と結果が出ませんでしたが、その前の中山牝馬Sは強い内容の2着で決してフロックではありません。この距離にも実績はありますから。

 山口:オレはフィリアプーラだな。展開に左右されやすくて、なかなか結果が出ないが、近走の走りを見ると距離延長は間違いなくプラスに働くだろ。