【元JRA助手の極秘情報】土曜阪神9R三木特別に出走フラル「スムーズなら巻き返せるはず」

2020年06月05日 21時00分

【元JRA助手の極秘情報】まいど、野村です。今週で怒濤のGIロードもひとまず終了やね。今年は「無観客ダービー」という、ある意味歴史的なレースでしたが、内容自体も後世に語り継がれる素晴らしいもんやったと思います。小倉競馬場のお膝元・北九州市のクラスターは心配ですが、ダービーをテレビ観戦できて久々に晴れやかな気分になりましたね。

 さて、そのダービーですが、みなさんご存じの通り、コントレイルが無敗の2冠馬に輝きました。お父さんのディープインパクト以来、実に15年ぶり&史上7頭目という快挙ですわ。あのスローペースでもしっかり折り合えていましたし、直線へ向いても余裕十分。馬場のいい外へ出したら、一気にはじけよったからね。

 枠順も良かったとは思いますが、ダービーの舞台で“楽勝”という言葉が使えるのは超一流の証しです。それこそディープの最高傑作と言うても、もう問題ないんとちゃいますかね。あの感じなら3000メートルも持つと思うし、操作性もアップしているように感じました。とりあえず、歴代のダービー馬と比較しても、上位のランクに位置するのは間違いないでしょう。

 2着サリオスはコントレイルをマークして、もう少し前で競馬しても良かったかもしれんね。中団から自分の競馬はできたけど、向こうのエンジンがかかってから一気に離されてしまいましたから。ま、着差(3馬身)が示す通り、皐月賞よりまた差が開いた感じかもしれませんね。春のクラシックで連続2着は立派ですし、生まれた年を恨むよりほかはありませんでしょ。

 さて、そんなダービーウイークでしたが、京都でもしっかりと重賞が行われました。葵Sを勝ったのはビアンフェ。短いところなら相当のレベルまでいくかもしれませんね。550キロも馬体があるけど、スピードの乗りがいい。やっぱりマイルというよりスプリント路線を歩む馬やね。古馬が相手になってもええところまでいけるんとちゃうかな。

 先週の回顧はこのぐらいにして、そろそろ推奨馬行きまひょか。土曜阪神9Rの三木特別に出走するフラルに注目したってください。

「前走(御室特別5着)は休み明けだったし、何よりスタートでトモを落としてしまったことで流れに乗れなかった。スムーズなら巻き返せるはず」とは北出厩舎の村田助手です。人気も手ごろやし、一発狙ったってください。(元JRA調教助手)

【プロフィル】野村功(のむら・いさお) 62歳。元JRA調教助手。1971年に栗東・坪重兵衛厩舎に所属。その後は山本正司、池江泰郎など35年間で数々の厩舎に在籍。トゥザヴィクトリー(2001年エリザベス女王杯)、ステイゴールド(01年香港ヴァーズ)など様々な名馬の背中にまたがる。