【海外競馬】無敗の3歳ピナツボ いよいよ英3冠初戦

2020年06月04日 21時30分

無敗で英3冠初戦に臨むピナツボ(左)(写真は3戦目のオープンのゴール前=ロイター)

【TPC秋山響の海外競馬解析】英国に競馬が帰ってきた。

 新型コロナウイルスの影響で、3月18日から中断されていた英国の競馬が6月1日にニューカッスル競馬場で再開。通常より2~4レース多い10レースが組まれ、すべてフルゲート(12頭)となる出走ラッシュでの再スタートとなった。

 そして、今週末には早くも3歳世代の大一番となる英GI・2000ギニー(6日=芝8ハロン)と英GI・1000ギニー(7日=芝8ハロン)もニューマーケット競馬場で行われる。

 何といっても注目したいのは2000ギニーに大本命として出走するピナツボ(牡=父シャマーダル、英C・アップルビー厩舎)だ。昨年5月のデビューから10月の英GIデューハーストSまで破竹の6連勝で2歳シーズンを終えたが、その中身も極めて濃い。

 9馬身差で圧勝した前々走の愛GIヴィンセントオブライエン・ナショナルS(芝7ハロン)の衝撃的なパフォーマンスにつけられたレーティングは128ポンドで、あの14戦無敗の名馬フランケルの2歳時における評価(126ポンド)を超えた。

 今回、有力なライバルになりそうなのは、英2000ギニー4連覇を目指すアイルランドのA・オブライエン厩舎のアリゾナ(牡=父ノーネイネヴァー)、英GIフューチュリティトロフィーを制したカメコ(牡=父キトゥンズジョイ、英A・ボールディング厩舎)あたり。もちろん、ひと冬越しての成長次第という面はあるが、2歳時の走りを見る限り、ピナツボの優位は揺らがなそう。はたしてどんな走りを見せてくれるのか。今から楽しみでならない。