【目黒記念・後記】重賞初Vキングオブコージ 横山典との“黄金コンビ”秋の古馬戦線の台風の目に!

2020年06月01日 21時30分

 ダービーデーの最終12Rで行われた伝統のGII目黒記念(31日、東京芝2500メートル)は、1番人気のキングオブコージ(牡4・安田翔)が快勝。怒とうの4連勝で重賞初制覇を決めた。本格化まで少々時間がかかったが、横山典との“黄金コンビ”でこの秋は古馬戦線の台風の目になるかもしれない。

 鞍上とはよほど手が合うのだろうか。横山典が初めて手綱を取った今年1月の京都・1勝クラス(芝内2000メートル)を快勝すると、その後はポンポンと条件戦を連勝。古馬として初めて挑んだ重賞、それもGIIを楽々?と先頭でゴールしてしまった。

「勝てて良かったよ。少しずつ良くなっているね。でも、オープンでいきなり勝つんだから、仕上げた(安田翔)調教師ともどもたいしたもの。馬も陣営の要求にしっかり応えているね」とベテラン横山典は、上昇一途の騎乗馬とともに若き指揮官の手腕を褒めたたえた。

 これまでは好位からの押し切りだったが、今回は後方からの競馬。4角13番手は少々厳しい位置に映ったものの、鞍上は慌てることなく馬群を割り、上がり最速34秒9でVゴールを決めた。

「もともと素直な馬なんですが、以前はテンションが上がったりしてかみ合わないことが多かった。最近は競馬を馬が理解して集中力が出てきました」と安田翔調教師。

 伯母に愛GI馬がいる血筋。今後は前途洋々だが「GIIを勝ったとはいえ、今回は54キロ。走りのバランスも右回りほどではなかった。これから斤量が増えるし、タフな競馬にも対応する経験が必用」と同師は慎重だ。ただ、課題が多いのはそれだけ今後の伸びシロにもつながる。“4戦無敗”のこのコンビ、大きな魅力を秘めているのは間違いない。