【日本ダービー】皐月賞11着レクセランス 粗削りでも卓越した末脚で巻き返しだ!

2020年05月26日 21時32分

中間は気配アップのレクセランス。皐月賞の敗戦を糧に大一番で一変した走りを見せるか

【日本ダービー(31日=日曜、東京芝2400メートル)dodo馬券】皐月賞で後続を大きく突き放した「2強」の再戦ムードが漂う第87回日本ダービー。それでも1、2番人気でのワンツーは、2005年(勝ち馬ディープインパクト)以来、14年続けて出ていないのも事実。昨年は12番人気のロジャーバローズが勝利した。皐月賞完敗組からの巻き返しあり、とにらむ当欄は◎レクセランスで乾坤一擲の勝負だ。

 10着のディープボンドが京都新聞杯を、14着のビターエンダーがプリンシパルSを勝利し、ここにきてレースレベルの高さが強調されている皐月賞。ならば完勝のコントレイル、これに最後まで抵抗した2着サリオスの牙城は盤石であるのだろう。

 しかし、無敗の勝ち馬には課題が見つからない分の油断?が生じ、打倒コントレイルだけに狙いを絞るはずのサリオスが思わぬ伏兵に足をすくわれる可能性も皆無ではないはずだ。

 狙いは皐月賞敗退組の巻き返し。コントレイル、サリオスと同じく、当時は土つかずの3連勝でGIに挑んだのがレクセランスだった。折り合い重視の競馬を試みたものの、結果は11着。しかし、池添学調教師に悲観の色はない。

「まだまだ幼さを見せながら、粗削りな競馬での連勝でしたからね。中山の二千という条件でのGIでは楽なレースにはならないだろうな、と思っていました。それでもそれなりに収穫はあって、ダービーを目標とするうえではいい経験になったと思うんです」

 先を見据えてのGI初挑戦。思い返せば、新馬戦は直線で内にささって鞍上はゴールまで追えないまま。「平地調教注意」の制裁を受けながらの差し切り勝ちは、ポテンシャルの高さを示すものでもあった。

 2走目(福寿草特別)はハミを工夫した効果でいくらか矯正されたものの、薄氷を踏むような小差の勝利。

 3走目(すみれS)は5頭立ての少頭数を、勝負にこだわらない最後方からの競馬で、直線外に出しての差し切りV。少しずつ課題をクリアし、競馬を覚えてきたことで陣営のトーンは上がってきた。

「皐月賞の前の放牧明けは、ちょっと休みボケしたかなという感じもあったんですが、今回は精神的にもリフレッシュされていい雰囲気に。これまでの内にささるレースぶりを見ても、左回りの広いコースのほうが走りやすいでしょうから」と池添学調教師は気配の上昇と舞台の好転を告げる。

 中間の調整も意欲的だ。1週前は栗東ウッドで外にオープン馬のボンセルヴィーソ、内には攻め駆けするアジャストザルート(3歳1勝クラス)の真ん中という厳しい位置での3頭併せを敢行。6ハロン82・4―37・5―12・3秒をマークした。

「ズブさのある馬なので、2頭に挟んでもらってビシッとやりました。(1馬身ほど)遅れはしましたが、道中もリズム良く最後までしっかりと走れていました」と好感触の池添学調教師には、直線で馬の間を割って真っすぐに伸びてくるレクセランスの姿がイメージできているに違いない。