【オークス・血統調査】デゼル 母&母の父ともに距離延長に問題なし

2020年05月21日 21時31分

遅れてきた大物デゼル

【オークス(日曜=24日、東京芝2400メートル)血統調査】3月15日という遅いデビュー戦を既走馬相手に快勝すると、続くスイートピーSも豪快に差し切ってオークスへの出走権を手に入れたデゼル。上がり3ハロンは次位を0秒8も上回る32秒5という驚異的な数字だった。

 父は4頭のオークス馬を送り出すディープインパクト、母は仏1000ギニー、仏オークスの2冠を制したアヴニールセルタンというクラシック向きの血統でもあり、ここでも楽しみな存在だ。

 アヴニールセルタンは仏ダービー馬ルアーヴルの初年度産駒となる。1歳セールで約630万円という低価格で購入されたが、2歳でデビューすると牝馬2冠に加えて仏GIIノネット賞も制し、無傷の6連勝を達成。ジャスタウェイ、ハープスター、ゴールドシップが参戦した2014年の凱旋門賞では2番人気に支持された。ここで11着に惨敗すると、以後は勝ち星を挙げることはできず、11戦6勝で引退。社台ファームで繁殖入りし、デゼルが初子となる。

 祖母パジーは英GIIロックフェルSの3着馬。産駒に外国産馬として走り、1勝を挙げたジングルベルロックがいる。曽祖母ジャカルタは英1勝。4代母ランダの産駒に英GIIIアークトライアルなど8勝のブルーマンデー、孫にリッチモンドS、ジュライSと英GII・2勝のメーマスがいる。

 前走で見せた末脚は間違いなく東京向きなデゼル。母が仏オークス馬、母の父が仏ダービー馬なら距離延長も問題ない。遅れてきた大物はデビュー3戦目での戴冠を果たすことができるだろうか。