【ヴィクトリアM・後記】不完全燃焼の7着ラヴズオンリーユー ミルコ「前が開いていれば2着はあった」

2020年05月18日 21時31分

不完全燃焼の競馬に終わったラヴズオンリーユー。陣営は巻き返しに燃える

 単勝140円の断然人気アーモンドアイ(牝5・国枝)のワンサイドゲームで幕を閉じた第15回ヴィクトリアマイル(17日=東京芝1600メートル)。4戦3勝と底を見せていないキャリア、そしてアーモンドアイと初対戦という未知の魅力…。打倒アーモンドの最有力候補として2番人気に支持されたラヴズオンリーユーは7着に終わった。

 アーモンドアイから1秒2遅れてのゴール。半年ぶりの実戦、久々のマイルなど細かい敗因はあろうが、レースを見れば力を出し切っての敗戦でないのは明らかだ。

「スタートは出たけど、他の馬が内に入ってくるのが早かったし、3~4角もスムーズじゃなかった。直線もスペースがなかったね」

 M・デムーロは最内枠が災いして目一杯に追えなかった不完全燃焼の競馬を悔やんだ。

 矢作調教師もパトロールビデオを確認して「最後まで前が開かなかった。ミルコ(デムーロ)も“前が開いていれば2着はあった”と言っていた」と無念の表情。

 ただ「マイルは多少短かったが、それは言い訳にしたくない。状態も戻し切れなかったしね」という言葉から決して最適な舞台、ベストのコンディションではなかったのも確か。

 それでも結果は別にしても“スムーズなら…”という競馬ができたのだから戦績に傷がつく敗戦ではないのかもしれない。

 近年の競馬のトレンドはアーモンドアイ、クロノジェネシス、ラッキーライラックに代表されるような“男勝りの女傑”。次走は未定も、さらに状態を上げ、ベストディスタンスでの出走となれば、その一員として活躍してくれるはずだ。