【元JRA助手の極秘情報】京王杯SCグルーヴィット「直線の長い東京コースも合うし、展開ひとつで」と松永幹調教師

2020年05月15日 21時00分

高いレベルで安定しているグルーヴィット

【元JRA助手の極秘情報】まいど、野村です。日本は少しずつやけど、新型コロナウイルスの感染拡大が抑えられつつあるみたいやね。ま、普通に喜ぶべきことなんやろうけど、韓国にしてもドイツにしても、緩めた途端に再び拡大しとるみたいで…このウイルスとの付き合い方はホンマに難しいです。いつになったら大手を振って競馬場に行けるようになるんでっしゃろ。

 さて、先週はNHKマイルCやったね。勝ったのはアッと驚く9番人気のラウダシオンでした。正直1400メートルまでの馬かなと思っていたんですが、番手から抜け出して押し切る横綱相撲ですわ。しかも、振り切ったのがあのレシステンシアでっしゃろ。マークが薄いという利点はありましたが、決してペースに味方してもらったわけではないです。単純に馬が強かったと思いますよ。

 まあ、しかし、M・デムーロはホンマに大舞台に強いね。GIになると人が変わったような騎乗を見せよります。「恐れ入りました」のひと言ですわ。

 前述のレシステンシアは、2ハロン目だけ10秒台やったけど、まずまずいいペースで行けたと思います。今回は勝ち馬が一枚上やったとちゃいますかね。ま、勝ち馬に対する警戒心が弱かったのも、あるでしょうが…。ただ、牡馬相手の好走はデカいと思います。マイル前後の距離なら、世代の中心で生きていけるんとちゃいますかね。

 一方、無敗で駒を進めてきたサトノインプレッサは後ろ過ぎ。今の東京はある程度前におる馬、内々を通った馬やないときついですわ。13着と大敗しましたが、ダービーに参戦が決まったみたいやし、まだ見限るのは早いと思いますよ。

 関西では京都新聞杯のアドマイヤビルゴに注目が集まっていましたが、少し前へ行き過ぎたかもしれませんね(4着)。逆に勝ったディープボンドは、ええ脚を使っていました。キズナ産駒やし、ダービーの伏兵になってくれるとおもしろいね。

 さて、今週の推奨馬は土曜東京のメイン・京王杯SCに出走するグルーヴィット。オレの大好きな松永幹厩舎の馬ですわ。ミキオいわく「リフレッシュ放牧明けですが、状態は高いレベルで安定しています。千四になるのもプラス。直線の長い東京コースも合うし、展開ひとつで」とのことです。

 安田記念へ向けてなんとか賞金加算を!といったところかな。ちなみに鞍上はM・デムーロです。今週もミルコパワーでガツンと好結果を期待したいね。(元JRA調教助手)

【プロフィル】野村功(のむら・いさお) 62歳。元JRA調教助手。1971年に栗東・坪重兵衛厩舎に所属。その後は山本正司、池江泰郎など35年間で数々の厩舎に在籍。トゥザヴィクトリー(2001年エリザベス女王杯)、ステイゴールド(01年香港ヴァーズ)など様々な名馬の背中にまたがる。