【ヴィクトリアM】プリモシーン 段違いの上昇度とレーン確保で打倒アーモンドアイ

2020年05月12日 21時31分

充実一途の5歳馬プリモシーン

【ヴィクトリアマイル(日曜=17日、東京芝1600メートル)dodo馬券】日曜の東京競馬場では上半期の女王決定戦、GI第15回ヴィクトリアマイルが行われる。人気の中心は国内外でGI・6勝のアーモンドアイ。ただ、ドバイ遠征帰りだった昨年の安田記念はよもやの3着で、前走の有馬記念は9着と絶対的存在ではなくなった? 高配当至上主義の当欄は同世代の実力馬プリモシーンを狙う。

 2歳時における牧場(ノーザンファーム)のプリモシーンの評価は、後の女傑アーモンドアイに勝るとも劣らなかった。

 とはいえ、こちらはそもそも「おくて」のジャッジ。実際、3歳時は年明けのGIIIフェアリーS、夏のGIII関屋記念の2重賞を獲得するのみ。GIタイトルには届かずじまいだった。

 ところが、470キロでデビューした同馬は、前走のダービー卿CTでは500キロまでボリュームアップ。アーモンドアイは10キロほどの成長に対して、こちらは段違いの上昇ぶりを見せている。昨年の当レースではタイム差なしの2着に大健闘。オーストラリアの若き天才、レーン騎乗のノームコアにクビだけ届かなかったが、大願成就が間近に迫ってきた。

「前走(5着)はレース前からテンションが高かった上、実質のトップハンデや内側が有利な馬場などマイナス要素が少なからずあった。その前の東京新聞杯(1着)が示すように、あれがこの馬の力ではないし、今回は実績のあるコース。一番いい結果を出したい」

 木村調教師の言葉が弾む。東京のマイル戦はこれまで1→5→2→1着。唯一、連対を逸したのは3歳時のNHKマイルCだけ。その一戦は大きく出遅れて直線でも終始、前が開かずに脚を余す不完全燃焼の競馬だった。

 いずれにせよ、陣営も認めているようにここは凡走皆無の舞台。遠征帰りのアーモンドアイと違って、今年3戦目のローテーションも非常に好感が持てる。

「中間はノーザンファーム天栄に放牧に出してリフレッシュ。今月6日に帰厩後は順調に乗り込んでいる。あとはレースに向けてコンディションを上げていくだけ」と指揮官は腕をぶす。

 そして鞍上はというと、昨年にVを阻んだ憎き?いや、頼もしきレーンだ。昨日の敵は今日の友。強力なパートナーを手に入れたプリモシーンが、同期のライバルに土をつける時がいよいよやってきた。