【新潟大賞典・後記】トーセンスーリヤ ベストコンビ横山和の完璧エスコートで重賞初挑戦V

2020年05月11日 21時30分

 GIII新潟大賞典(10日=新潟芝外2000メートル)は、10番人気の伏兵トーセンスーリヤ(牡5・小野)が直線半ばで逃げたアトミックフォースを競り落とし、重賞初挑戦で勝利を飾った。

 好スタートからインの4番手で折り合いをつけ、抜群の手応えで直線を迎える。外めに進路を取る馬が多い中、迷わず鞍上の横山和は最内を選択した。「具合がすごく良かったし、思い通りの競馬ができた」と殊勲の鞍上。これでトーセンスーリヤとのコンビは〈3・2・1・0〉。熟知したジョッキーのエスコートが効いた。弟の横山武が関東リーディング首位に立つなど活躍が目覚ましい中、兄としての威厳を見せつける完璧なレース運びでもあった。

 馬のほうもJRA転入後、1勝クラスを卒業するのに10戦、2勝クラス突破に11戦を要していたのに、3勝クラスは3戦でV。そして、重賞は一発回答と、クラスが上がるごとに“対応力”が加速度的に上昇。2011年の開業以来、初のJRA重賞Vとなった小野調教師も「一戦ごとに気になるところをクリアして、どんどん強くなっている。これからもっと良くなっていくと思う」と大絶賛した。

 気になる次走については「北海道も考えていたが、勝ってくれたし、この内容なら一旦放牧に出してじっくり決めます」とトレーナー。サマーシリーズに限らず、秋の王道路線を歩む姿が待ち遠しい。