【フローラS】ホウオウピースフル 二千で真価!瞬発力はスカイグルーヴより上だ

2020年04月24日 21時03分

悠々と歩を進めるホウオウピースフル

【フローラS(日曜=26日、東京芝2000メートル=2着までに5・24オークス優先出走権)新バージョンアップ作戦】5・24オークストライアルのGIIフローラSで注目を集めるのは、GIII京成杯で牡馬相手に真っ向勝負を演じ、堂々0秒1差2着に好走したスカイグルーヴだが…。新VU作戦の明石尚典記者は、瞬発力ではこれに劣らない逸材を見いだした。樫戦線に最後の大物出現なるか!?

 スタートして100メートルほどでコーナーに差しかかる東京10ハロン。その特異なレイアウトゆえに、枠順による有利不利の大きい舞台として認知されているのはご存じの通りだ。

 過去10年で圧倒的不利とされる外枠(2桁馬番)を克服して栄冠をつかんだのは、本番でも好勝負を演じた2010年サンテミリオン、13年デニムアンドルビー、16年チェッキーノの3頭だけ。本来ならば枠順優先で印を打つべきなのだろうが、当欄のポリシーはあくまで能力最優先。多少の困難などものともしない、逸材の発掘に全力を尽くしたい。

 17年=2秒4、18年=2秒4、19年=1秒7と近3年は大幅な後傾ラップ(前後3ハロン比)。スローからの決め手勝負が定着しているとなれば、素直に瞬発力優先のスタイルを貫けばいい。軸指名はズバリ、ホウオウピースフル。数少ない2勝馬の一角という格はもちろんのこと、瞬発力のカテゴリーでも、このメンバーならナンバーワンの確信を持っている。

 デビュー戦の札幌9ハロンを減速のないラスト2ハロン(11秒3→11秒3)で駆け抜けると、続く百日草特別(東京10ハロン)も2馬身差の完勝。Vタイムの2分01秒9は大器の呼び声高いスカイグルーヴの新馬戦(2分01秒4)には及ばないものの、前3ハロン37秒3→中3ハロン37秒8→後4ハロン46秒8のラップ構成は、すべて0秒2差以内とほぼ同じ水準。ラスト2ハロン11秒2→11秒1(合計22秒3)の加速ラップで大きく突き抜けたスカイグルーヴのパフォーマンスは特筆ものだが、ホウオウピースフルの10秒9→11秒2=22秒1は、さらにその上をいくもの。瞬発力勝負なら互角以上の見方が可能――。Vタイムだけでは測れない、ラップの行間から透けて見える結論がこれだ。

 半兄は18年のグランプリホース・ブラストワンピース。母ツルマルワンピースは7ハロン3勝の短距離志向も、産駒は2000メートル以上でこそ真価を発揮する。そう考えれば前走のクイーンC・6着完敗も納得。適距離に戻るここでしっかりと反撃ののろしを上げてくれることだろう。