【フローラS・東西記者徹底討論】スケール感たっぷりスカイグルーヴか息の長い脚レッドルレーヴか

2020年04月22日 21時33分

「分析官」岡崎は持久力に秀でたレッドルレーヴに◎

【フローラS(日曜=26日、東京芝2000メートル=2着までに5・24オークス優先出走権)東西記者徹底討論】3歳牝馬の戦いはクラシック2冠目の5・24オークスへ――。GⅠ戦が1週中休みになる今週末は、東京開幕週メインにトライアルのGIIフローラSが組まれている。玉石混交の中から「独創」荒井&「分析官」岡崎は名牝エアグルーヴの血を引く良血馬を主役に指名した。果たして軍配はどちらに上がるのか?

 岡崎翔(大阪スポーツ):無観客競馬が続く中、今週末から春の東京、京都開催が開幕します。

 荒井俊彦(東京スポーツ):春のGIシリーズは中休みになるけど、この後は怒とうのGIラッシュが控えてるな。

 岡崎:ボクは大阪杯で初めて無観客GIを体験しましたが、誰もいないスタンドに響き渡るGIファンファーレは何だかむなしく感じました。やっぱりお客さんがいないと盛り上がりませんね。

 荒井:まあ、この社会情勢の中、競馬が開催されてるだけでもありがたいよ。競馬場の声援の代わりにはならないけど、オレたちは紙面で競馬を盛り上げていかないとな。

 岡崎:その通りですね。そこでオークストライアルのフローラSです。

 荒井:3歳牝馬の最初の目標となる桜花賞はマイル。ローテーションもマイルを見据えたものになりがちだが、2000メートル以上の適性を見極めるという意味では重要なレースだ。

 岡崎:今年の桜花賞組は距離延長に不安がある馬も多そうですしね。

 荒井:ここから逆転候補を見つけていきたいとこだな。

 岡崎:で、先輩の本命は?

 荒井:◎スカイグルーヴだ。

 岡崎:ボクは対抗です。

 荒井:今年の遅れてきた大物はこれだろう。京成杯は2着に敗れたけど、しびれる手応えで4角先頭。抜け出したところをクリスタルブラックに差されたが、最後まで脚はあがってなかった。敗れはしたけど、競馬ぶりは堂々としてたからな。

 岡崎:それが新馬戦以来、キャリア2戦目のパフォーマンスですからね。

 荒井:ああ。スケール感はたっぷりだ。

 岡崎:桜花賞馬デアリングタクトと同じエピファネイア産駒で、母系は日本を代表する名牝エアグルーヴの系統。血統的にも注目に値します。

 荒井:この血統だから気性は激しそうだけど、中間はおっとりとした雰囲気だから大丈夫。ここを勝って堂々と本番に向かってほしいな。で、そのスカイグルーヴを差し置いてオマエは何に◎を打つ?

 岡崎:ボクは◎レッドルレーヴです。

 荒井:オレはこれが対抗。本命と対抗が入れ替わった形だな。

 岡崎:2着に敗れたフラワーCは終始外を回って距離ロスがありましたが、かなり息の長い脚を使いましたからね。

 荒井:瞬発力というよりは持続力タイプ。いかにも距離が延びて良さそうだよな。これもスカイグルーヴと同じくエアグルーヴの血筋だ。

 岡崎:これだけ牝系を拡大させてコンスタントに活躍馬を送り出してるんですから、エアグルーヴって、つくづく偉大な馬ですね。

 荒井:名牝名母ならずってよく言うけど、エアグルーヴには全く当てはまらないよな。

 岡崎:先輩はホウオウピースフルが▲ですか。

 荒井:マイルのクイーンCでは6着に敗れたけど、兄はグランプリホースのブラストワンピースだからな。父は替わったけど、当然長いところ向き。ここは見直さなきゃならないだろう。

 岡崎:新馬、百日草特別の連勝は鮮やかでしたからね。

 荒井:オマエの▲は2戦1勝のフアナか。

 岡崎:ええ。勝った前走は外に出して加速するまで少し時間がかかりましたが、ラスト100メートルの伸びは素晴らしかったです。

 荒井:これも距離が延びていいタイプだよな。

 岡崎:ええ。母系もエアグルーヴ系に負けないくらい勢力を伸ばしているバレークイーン系(フサイチコンコルド、リンカーン、ヴィクトリーなど)ですし、血統的にも奥がありそうです。

 荒井:今年は血統に注目すると、より面白そうだな。

 岡崎:西のマイラーズC(日曜=26日、京都芝外1600メートル=1着馬に6・7安田記念優先出走権)にも触れておきましょうか。

 荒井:◎フィアーノロマーノ。前走の阪急杯(2着)は直線で行き場がなくなったのが痛恨だった。あれがなきゃ内から突き抜けていただろう。持ち時計はあるし、開幕週の芝も歓迎材料だ。

 岡崎:ボクは素直に◎インディチャンプ。ここは昨秋勝ったマイルCSと同じ舞台。久々は走らない傾向の馬ですが、今年は中山記念を叩いてますからね。