【海外競馬】豪GIクイーンES快勝アデイブの鞍上トム・マーカンドの今後に期待

2020年04月16日 21時30分

【TPC秋山響の海外競馬解析】11日にオーストラリア・シドニーのランドウィック競馬場で行われたGIクイーンエリザベスS(芝2000メートル)は英国からの遠征馬アデイブ(セン6、父ピヴォタル、W・ハガス厩舎)が優勝。先行策から直線で力強く抜け出し、GIタンクレッドSを勝って臨んだベリーエレガントに2・8馬身差をつける快勝だった。

 日本から挑んだダノンプレミアム(牡5・中内田)は中団待機から直線入り口では前を捕らえるかという勢いだったが、最後はいったんかわしたベリーエレガントに差し返されての3着。少し外を回りすぎた感じもあるが、先週のこのコラムで懸念材料として指摘した不良馬場(勝ちタイムは2分06秒92)がこたえたように映った。

 さて、今回のレースではアデイブの強さが目立ったが、その鞍上を務めた英国のトム・マーカンド騎手の名前もぜひ覚えておきたい。

 2015年の英見習騎手チャンピオンであるマーカンド騎手は3月30日に22歳になったばかりだが、ムチの持ち替えの巧みさもさることながら、とにかく追える、馬を動かせるという印象があり、個人的にはライアン・ムーア騎手をほうふつさせるジョッキー。

 今年3月21日のランヴェットSをアデイブで制して自身初のGI初制覇を果たし、続いて今回のクイーンエリザベスSもアデイブで優勝。一気にその名を世に知らしめたマーカンド騎手の今後に大いに注目したい。

 なお、マーカンド騎手は今週末のシドニーでの騎乗を最後に英国へ帰国する予定。今年の英チャンピオンジョッキー争いではO・マーフィー騎手、S・デソウサ騎手に次ぐ3番人気に推すブックメーカーも現れている。