【皐月賞】ぶっつけ参戦コントレイル「休み明けがマイナスになるタイプではない」

2020年04月14日 21時33分

コントレイルは皐月賞と同じ舞台のホープフルSを横綱相撲で完勝

 今週は注目度マックスの第80回皐月賞(19日=中山競馬場・芝内2000メートル)。無敗馬対決は過去のクラシックでも多々あったが、GI馬同士の全勝馬対決はそうないだろう。しかも、ともに昨年暮れからのぶっつけ参戦。3戦3勝のコントレイルとサリオス…ホープフルSと朝日杯FSの優勝馬の対決はどちらに軍配が上がるのだろうか?

 コントレイルはGIII東京スポーツ杯2歳Sが驚がくのレコードV。続くGIホープフルSも危なげない内容で快勝して「JRA賞最優秀2歳牡馬」に選出された。

 2強の激突が注目される今年の皐月賞だが、当日の舞台も経験済みのコントレイルが戴冠により近い存在かもしれない。早々と陣営はぶっつけでの参戦を表明したが、調整はどうなのだろうか?

「ユーイチさん(福永)が普通のところも乗っておきたいと言うので、2週前の金曜(3日)にも乗ってもらったんです。ホープフルSで最後に抜け出したところで気を抜いて、内に飛び込む感じもあったじゃないですか。それを確認しておきたかったんでしょうね」とは担当の金羅助手。

 それを踏まえての1週前追い切り(8日)は福永が騎乗して栗東ウッドで3頭併せ。道中は馬の後ろにつけて折り合いを重視し、最内に併せた直線は1馬身抜け出した。一気に相手をかわすのではなく、一呼吸遅らせた仕掛けから反応を確かめる鞍上の騎乗が印象的。自らがコンタクトを取ることで、実戦を想定したワンランク上の走りを目指す意図が福永にはあったのだろう。

「いい感触を持ってくれたようですよ。『大丈夫』と言ってくれましたからね。あとはしっかりとやったことがガス抜きになって、落ち着いてくれればいいんですけど」

 同助手が次に気にかけていたのは普段のテンションだ。

「全休日明けなんかはけっこうやばい感じですよ。走りたい気持ちの強い馬なんです。でも調教をやり過ぎると食べていても体は増えない。そのあたりも考えながら、うまくやっていきたいですね」と調整の苦労を明かしてくれた。もともとが前進気勢の強いタイプ。しかし、真面目な性格ゆえにさらなる成長を求めて負荷を強めると、身体的な成長を妨げるリスクを伴う恐れもある。

「でも馬場状態の悪い坂路の2週前追い切り(1日=4ハロン53・1秒)でも平気で動けていたように、パワーアップした感じはあるんです。少なくとも休み明けがマイナスになるタイプではありませんし、ぶっつけでのGI出走を決めたのもそのため。トライアルでピークに仕上がっては何にもなりませんからね。あくまでも皐月賞に全力で向かいたいと思っています」と金羅助手。

 身体面と精神面を詳細にチェックしながらマックスの仕上がりを目指す陣営。クラシック第1冠に挑む王者は、その評価にふさわしい走りを見せてくれるに違いない。