【桜花賞】デアリングタクト杉山晴調教師が競馬界の女神の直撃に「リズム良く運べれば、しまいは切れる」

2020年04月10日 21時02分

馬房から運動に向かうデアリングタクト

【桜花賞(日曜=12日、阪神芝外1600メートル)稲富菜穂のだいじょばない】どうも、稲富菜穂です。「緊急事態宣言」が出たこともあり、今週からより一層、気を引き締め、取材にあたっております。大好きな競馬が今週も開催される…不安の中で頑張っていらっしゃる関係者の方々への感謝が尽きません。とにかく日常での徹底した予防、そしてレースではテレビの前で思いっ切り楽しむ気持ちを忘れないようにしてやっていきたいと思っています。このコラムを読んでくださる皆さまもどうかご自愛ください!

 さて、前置きが長くなりましたが…。今週はいよいよ牝馬クラシック第1弾の桜花賞です。まずは2歳女王のレシステンシアが気になりますよね。鞍上は新馬で勝利に導いて以来の武豊騎手。当時のことをこう振り返っていました。

「敏感な感じはしましたね。道中も少し外に逃げたりとか、難しい面はあった。もちろん、能力の高さも感じましたよ」

 その後も重賞を連勝。

「特に2歳チャンピオンになった阪神JFは見てても驚くぐらいの強さだったので、本当に〝すごいな〟と思いました」

 久しぶりにまたがった感触はいかがでしたか?

「先週の追い切り(坂路4ハロン56・0―13・0秒)は感触を確かめる程度で軽いものだったんですけど、馬が力強くて、状態の良さが伝わってきました。今週の追い切り(4ハロン49・5―12・1秒)は思ったよりタイムが速くなりましたが、軽く伸ばしただけで、あれだけの時計が出るところに、改めてポテンシャルの高さを感じました。本当にレースが楽しみになりましたね」

 これはチューリップ賞(3着)からの上積みが楽しみすぎますっ! ちなみに、1週前にはなるのですが、管理する松下先生にも突撃取材をさせていただきました。こちらはぜひ、先生の優しさあふれる空気感が伝わる東スポWeb動画でご覧くださいっ。

 一方で気になって仕方ない馬がもう一頭。2戦2勝と負けなしのデアリングタクトです。杉山晴紀先生、まずは前走のエルフィンSを振り返っていただけますか?

「松山騎手は新馬戦でも騎乗して切れる脚を使えるのは分かっていたので、無理せずジッと構え、直線勝負という形に。それにしても思った以上に切れましたよね。レース後は放牧に出して疲れを取り、そこから逆算して調教のピッチを上げていきました」

 先週はウッド、今週は坂路で追われてますね。

「エルフィンS当時も1週前はウッドで追い切ったのですが、その時と比べるとレース経験を積んだ分、走る気があふれてまして。最後の直線は内にモタれるしぐさもあり、気持ちがちょっと先走っている感じでした」

 では今週は?

「本来なら当該週はテンションを上げないためにも騎手ではなく、持ち乗り担当が追い切るのですが、松山騎手が“もう一度乗りたい”と。今週はリラックスして、しっかり真っすぐ走れていたし、動きも良かったです」

 入念なる調整ですね! 舞台設定、ポイントについては?

「直線に坂がある阪神は正直、やってみないとわからないところもありますが、かなり力をつけているのでクリアしてほしいところ。落ち着いて五分にゲートを出られるかがポイントになりますかね。リズム良く運べれば、しまいは切れる。その点、流れが速くなりそうなのはプラスだと思っています」

 正直、他にも気になる馬はいっぱいいまして…。今週も競馬が見れる幸せをかみしめながら、本命を決めようと思っています!

☆プロフィル=いなとみ・なほ 1990年12月16日生まれ。関西在住のタレントとして幅広く活躍し、現在はABC「おはよう朝日です」、サンテレビ「アサスマ探検隊」、ひらかたパークのCMなどに出演中。彼女が取材した馬が激走することが多いことから、一部のトレセン関係者から「競馬界の女神」と呼ばれている。