【元JRA助手の極秘情報】桜花賞エーポス陣営「力をつけていることは確かで、今ならこのメンバーに入っても」と虎視眈々

2020年04月10日 21時01分

力をつけているエーポス

【元JRA助手の極秘情報】まいど、野村です。いよいよ緊急事態宣言が出ましたが、その少し前、個人的な緊急事態がオレを襲いました。こんな時にしょうもないことを言うと怒られるかもしれません。でも、首の寝違えで、どーもこーもなりまへんねや。コロナにおびえながら治療に出かけますが、一向に良くなりません…お金のせいやなく、物理的に首が回らんようになってもうた。どないしたもんか…。

 さて、それよりも先週のGI大阪杯の結果ですわ。オレが毎日毎日、熱烈な応援を続けている松永幹厩舎がやってくれました。ラッキーライラックが3つ目のビッグタイトルゲットです。好スタートからダノンキングリーを前に行かせて、直線はそのダノンとクロノジェネシスの間を割って力強く伸びてきました。ペース判断もそうですが、あの日はかなり内めの馬が残る傾向にあったからね。コース取りという面でもM・デムーロ騎手の好騎乗が光った思います。

 ただ、騎手の腕だけで勝ったわけやありまへんで。そもそも、そのスペースを割ってきたのは脚力があるからこそやし、パドックなんか見ても男馬以上の迫力がありました。デビュー時と比べると40キロも体を増やしとるわけやからね。リスグラシューのように小柄な馬が大きくなったのではなく、もともと480キロあった馬が、です。こらごっついですわ。ホンマ、アーモンドアイとの再戦が楽しみでしゃーないね。

 さて、1番人気のダノンキングリーですが、これはスタートも良かったし、仕方なかったんとちゃうかな。ラッキーライラックにとって、いい目標になってしまったからね。3着に踏ん張るあたりは力のある証拠でしょう。それと2着のクロノジェネシスはホントに力を付けていると思います。正直、回ったコースの差だけやないですか。牝馬戦線の最上位クラスに位置してるのは間違いないね。

 最後にブラストワンピース(7着)にも触れて…と思ったんですが、正直わかりません。ちょっと負け方が不可解やもんね。距離なのか、ペースなのか、位置取りなのか…ただ、オレの目にはマイナス4キロでもまだ体に余裕あるように見えました。うーん…今後の巻き返しに期待としか言えません。

 さ、今週の推奨馬です。今週のGI桜花賞には、松永幹厩舎ばりに応援させてもらっている北出厩舎が、2頭出しで挑みます。ヒルノマリブもええけど、オレ的にはエーポスを奨めたいかな。

 村田助手いわく「前走後は在厩調整で。1週ぐらい楽をさせましたが、その後は順調にきていますね。前走の勝ちっぷりが良かったし、力をつけていることは確かです。今ならこのメンバーに入っても」と、虎視眈々でしたわ。

 人気はありませんが、この馬もれっきとしたトライアルレース(フィリーズR)の勝者です。あんまり軽く見ていると、痛い目を見るかもしれまへんで。(元JRA調教助手)

【プロフィル】野村功(のむら・いさお) 62歳。元JRA調教助手。1971年に栗東・坪重兵衛厩舎に所属。その後は山本正司、池江泰郎など35年間で数々の厩舎に在籍。トゥザヴィクトリー(2001年エリザベス女王杯)、ステイゴールド(01年香港ヴァーズ)など様々な名馬の背中にまたがる。