“美人すぎる騎手”ミシェルが桜花賞の注目馬教えます!

2020年04月09日 21時33分

2歳女王レシステンシアをイチ押し馬に指名したミシェル

【ボンジュール・ミシェル】読者のみなさんボンジュール!

 先週の大阪杯ではこのコラムで取り上げた3頭のうち2頭のワンツー決着となり、その中でも私のイチ押しだったラッキーライラックが勝利してくれました。勢いに乗って、今週は女の子のレース桜花賞(日曜=12日、阪神芝外1600メートル)の気になるレディーをピックアップしたいと思います。

 全ての前哨戦を見せてもらった中で、もっともレベルが高いと思ったチューリップ賞組で、まず気になったのは3着レシステンシア。チューリップ賞の時は体が美しく、状態は良さそうに見えましたが、走りを見ると休み明けでプラス4キロが少し影響したように感じました。この馬はハードに鍛えられて体を絞り、きついコンディションの方が、より能力を発揮できると思います。新馬→ファンタジーS→阪神JFと使いながら、どんどんパフォーマンスを上げていった過程からも、一度使った今回は巻き返してくれるはずです。

 逆に2着クラヴァシュドールの前走は体を絞って、しっかり仕上がっていたように感じました。その分、今回の上積み幅という点では、レシステンシアより少ないように感じます。

 勝ったマルターズディオサは外からいいポジションを取り、スムーズなレースができていたように競馬の上手な馬。今回も崩れることはないように思います。

 このチューリップ賞組の上位3頭が、かなり抜けているように感じますが、逆転があるとすればデアリングタクト。まだ気性が幼く粗削りですが、エルフィンSの走りから将来的にはGI馬になる素質を秘めていると思います。経験の浅さでチューリップ賞組に劣るのは否めないですが、前が速い流れになれば、逆転のシーンまでありそうです。

 個人的に好きな馬なのはエーポス。マイルは長いと思いますが、後ろで我慢してしっかり脚をためることができれば、上位進出も可能ではないでしょうか。乗り難しそうな馬なので、ジョッキーとのコンタクトも重要になってくると思います。

 最終結論としてはレシステンシアが最上位。その相手としてデアリングタクト、マルターズディオサ、以下クラヴァシュドール、エーポスという順にしましたが、この結果を日本で見ることができないのが残念です。

 というのは当初4月いっぱいまで日本に残る予定だったのを変更し、今週フランスに帰る決断をしたからです。本当はまだ日本に残りたいのですが、コロナウイルス拡大の影響で日本でも緊急事態宣言が出され、さらに来週からフランスへの航空便がなくなる可能性が高い状況を踏まえ、予定を早めることにしました。このコラムも今回で最終回となりますが、不定期でも私の近況など、お知らせできたらと思っていますし、秋にNARの短期免許を取得し、日本に戻った際にはまたコラムを再開できたらと思っています。

 無観客競馬が続き、ファンの方と接することができないなかで、このコラムを通じ、競馬以外のことも含め、私のことを少しでも知ってもらう機会があったのはとてもうれしいですし、読者の方には心から感謝の気持ちでいっぱいです。

 そして秋に戻ってきた時にはコロナウイルスも落ち着き、また競馬場でファンの方たちと出会えることを願っています。

 それではみなさん、アトゥタラ(また会いましょう)。

☆ミカエル・ミシェル=1995年7月15日生まれ。フランス南東部イエール出身。10歳で乗馬を始め、2011年に競馬学校に入学。14年3月に騎手デビューし、同年9月に初勝利を挙げる。その後、落馬による負傷で1年半の休養を経て、17年に17勝をマーク。18年には女性騎手として初めてフランス年間リーディングで83日間にわたってトップを維持し、最終的には72勝を挙げ12位で、国内女性騎手の年間勝利記録更新。19年8月にはJRAワールドオールスタージョッキーズで初来日し総合3位となった。今年地方競馬の短期免許を取得し、南関東に参戦。地方競馬の短期免許期間での記録更新となる30勝を挙げる大活躍を見せた。