【大阪杯】ステイフーリッシュ 絶好調・岩田康インの奇襲で“善戦マン”返上の時

2020年03月31日 21時30分

ステイフーリッシュがそろそろ大仕事をするかもしれない

【大阪杯(日曜=4月5日、阪神芝内2000メートル)dod0馬券】4月第1週の日曜のメインは第64回大阪杯。2017年にGIに昇格した古馬中距離王決定戦だ。ダービー馬2頭を中心にGI馬は5頭参戦するが、確たる主役不在で混戦ムードが漂う。当欄が狙うのは重賞で勝ち切れないレースが続くステイフーリッシュ。チョイ足らずのキャラ返上に材料は揃いつつある。

 年明けからアメリカJCCが2着、京都記念が3着と順調にステップを踏んでのGI参戦。それでもステイフーリッシュがあまり人気を集めないのは容易に想像できる。2歳のホープフルSこそ3着好走も、以後のGIは10→11→13着と結果が出ていない。18年のGII京都新聞杯V後はコンスタントにレースに出走しながら勝ち星から遠ざかっているので単勝馬券に手を出しづらいのは確かだ。

 そして春の中距離王決定戦参戦となったが、担当の藤田助手は近2走をこう振り返る。「AJCCは馬場の荒れた内めを避けて各馬が外を回す展開。ロスなくインを上手に乗ってくれたけど、それだけ内はひどい芝だったんです。それに道悪はこなすといっても跳びの大きな走り。本当は馬場のいいところを走って早めに動く形が理想なんです。まあ、それが難しいんですけど…」

 雨中の京都記念は?

「2週続けて岩田(康)さんに追い切りに騎乗してもらって速い時計をマーク。ちょっと攻め過ぎてしまいました。パドックではスタッフ2人じゃないと引けないほどテンションが高くなって…。それでも頑張ってくれたし、やっぱり力をつけているんでしょうね」

 少々の誤算を認めつつも、陣営はその成長ぶりを再確認した。大阪杯は昨年13着に続いての参戦となる。「昨年は特徴をよく知るユースケ(藤岡佑)が直前の騎乗停止で乗り替わり。コータ(藤岡康)は前へ行こうとしてくれたんだけど、ゲートを出てすぐに外からかぶされて…。位置を取りたい馬にとっては厳しかったです」。すべてがかみ合わなかった敗戦ととらえている。

 振り返れば父ステイゴールドは同馬以上に雌伏の時…実に約2年8か月も勝てない時期があった。しかし、ラストランの香港ヴァーズで悲願のGI制覇を成し遂げ、日本の競馬史にその名を刻んでいる。

 その血を色濃く受け継ぐ息子も度重なる“善戦”を糧に力をつけてきた。絶好調の岩田康はフィリーズレビュー=エーポス、阪神大賞典=ユーキャンスマイルと3月の重賞を2週連続V。GIの壁は険しく高いのは確かだが、絶対的なメンバーはいない。鞍上のインを狙った奇襲が今回も炸裂するかもしれない。

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