【高松宮記念・後記】4着降着クリノガウディー 和田「僕の頼りなさで迷惑かけた」と猛省

2020年03月30日 21時30分

クリノガウディーの和田は痛恨の降着に無念の表情

 戦後初の無観客GIとして行われた29日の第50回高松宮記念(中京芝1200メートル)は、1位入線のクリノガウディーが最後の直線で内側に斜行。4着に降着した。

 4頭が同タイムの大激戦で最初にゴールに駆け込んだのは15番人気のクリノガウディー。しかし…。初の1200メートルでも道中は3番手へつけて抜群の手応えで直線に向いたが、残り200メートル地点から徐々に内へもたれて行く。鞍上の和田は左からステッキを入れて必死に修正を試みても、ラチ沿いを逃げたモズスーパーフレアに接近。さらに開いたスペースを突いてかわす勢いで伸びてきたダイアトニックの進路を妨害…。2頭は完全にブレーキをかける形になった。外から迫ったグランアレグリアとの4頭横並びの叩き合いを制したものの、結果は痛恨の「4着降着」となった。

「懸念はしていたけど、最後は左へもたれて馬のほうへ行ってしまった。僕の頼りなさで迷惑をかけてしまった。ただ、能力はここでも通用したし、1200メートルにも対応できた」と和田。

 同騎手はこの件で4月11日から19日まで9日間の騎乗停止処分を受けて猛省したが、短距離路線のトップクラスでもやれることを強調した。

「残念です。少しよれてしまって…。それでも1200メートルでも十分にやれることが分かったし、今後はひと息入れます」と藤沢則調教師も気持ちは同じだ。

 グレード制導入の1984年以降、GIでの1位入線→降着は91年天皇賞・秋(メジロマックイーン=18着)、2006年エリザベス女王杯(カワカミプリンセス=12着)、10年ジャパンC(ブエナビスタ=2着)に次いで4例目。何とも後味は悪かったが、この経験を糧にクリノガウディーが秋に再び大きな舞台に戻ってくることを期待したい。