【赤城真理子の聖地巡礼】今も金色に輝くオルフェーヴル 活躍している産駒には共通点が…

2020年03月27日 21時00分

荒々しいイメージのオルフェーヴルですが、時にはおちゃめな姿を見せたりします

【赤城真理子の聖地巡礼】前回に続き、最後の聖地・社台スタリオンステーション編。名馬ばかりなんで、まだまだ続きますよ。そんなわけで(どんなわけ?)ロードカナロアの放牧スペースから歩くこと数分。なんだかやたらと目立つ馬が目に入ってきました。

 あれ、金色? すると隣にいたトラベルメートのミッキが興奮気味に「オルフェや!」。そうなんです。日光の下で金色に見えた馬…それこそが、あのオルフェーヴルだったんです!

 牧場スタッフさんからは「あまり近寄らないほうがいいですよ。気が立っているときは、かみついてくるんで」と。現役時代のヤンチャぶりは聞くに余るほどですし、産駒も気が悪い子が多いイメージ。なるほど、やっぱりそうなのか――。

 なんて思ったりもしたのですが、実像はちょっと違うみたい。「気が悪いのではなく、すごくデリケートなんでしょうね。これだけの馬ですし、僕らも変に刺激しないようにしているんです」とスタッフさんが丁寧に説明してくれました。やはりイメージ先行はダメですね。決して近寄らないように…と少し離れた場所から見学させてもらうことにしました。

 この日のオルフェーヴルも金色に輝いて見えましたが、繁殖シーズンの直前はもっとすごいんですって。スタッフさんも「まさに黄金色ですよ。毛ヅヤも冴え渡りますし、ハッとするような美しさ」に興奮しちゃうくらいなんだとか。

 種牡馬になった現在でもそれなら、新陳代謝の良かった現役時代はどれくらいすごかったの? サイヤ人と超サイヤ人4くらいの違いなのかな? いやいや、現役時代はきっと、大猿化したサイヤ人くらいの究極レベルまでいってたんでしょうね。見てみたかったなあ…。競馬を知らずに生活していたあのころの私を張っ倒してやりたい気分です。

 先輩記者たちが心引かれた名馬たちの現役時の姿を私は知りませんし、今後も現役として見ることはできません。だからこそ、トレセンで取材する私の周りの馬たちの姿を、そのレースぶりを、しっかりと心に刻んでおかなくては…。改めて身が引き締まる思いです。私のよく知る馬が北海道に戻ってきて、その故郷で再会することができたら最高だろうな。

 ロードカナロアと同じ年に種牡馬デビューしたオルフェーヴル。最初は目立っていなかった産駒成績も着実に上昇しているんですが、実は活躍している産駒には共通点があるんです。一昨年の皐月賞馬エポカドーロも、昨年のエリザベス女王杯を制したラッキーライラックも、母系はフォーティナイナー系。ミスタープロスペクター系という大きなくくりではないですよ。フォーティナイナー系です。この掛け合わせから、今後もすごい名馬が出てくるかも!

 え? なんでそんなことを知っているのかって? そんなの、決まってるじゃないですか。牧場の方に教えてもらったんですよ!