【金鯱賞】ダイワキャグニー 抜群の先行力とスピード持続力で初重賞制覇だ

2020年03月13日 21時04分

初タイトルを狙うダイワキャグニー。その先行力と持続力は侮れない

【金鯱賞(日曜=15日、中京芝2000メートル=1着馬に4・5大阪杯優先出走権)新バージョンアップ作戦】今週末は障害も含めて5重賞の豪華版。その中でも注目度が高いのが日曜のGII金鯱賞だ。皐月賞馬サートゥルナーリア「1強」ムードの中、新VU作戦の明石尚典記者は重賞未勝利の6歳馬ダイワキャグニーに乾坤一擲の◎。当欄は目下、3週連続で◎が1着と絶好調。その鋭敏予想をとくとお読みいただこう。

 ラップ予想はまず馬場レベルを把握することからスタートする。今年の中京開催は2012年以来、8年ぶりとなるこの時期の開幕。例年以上に良好な馬場状態かと思いきや、開幕週の3勝クラス・豊明Sが6ハロン=1分08秒2、1勝クラス・豊橋特別が7ハロン=1分21秒6と滑り出しは例年並みの域を出なかった。とはいえ、日によって馬場状態が猫の目のように変わるのが3月の中京開催。先週の雨を経てのBコース替わりが、果たしてどんな影響を及ぼすのか。決して予断を許すまい。

 人気はサートゥルナーリアの一本かぶりで衆目の一致するところだが、左回りはダービーが4着、天皇賞・秋も6着。最高峰のステージとはいえ、能力全開のシーンを見せられていないのは気掛かりだ。

 馬場レベルを含めて圧倒的1番人気候補に隙ありとなれば、ダイワキャグニーでひとひねりしてみるのもひとつの手か。オープン特別はすでに5勝。10ハロン=1分58秒3、9ハロン=1分45秒2の持ち時計も申し分ない。

 直近の勝利は昨年10月のリステッド・オクトーバーS。5ハロン通過61秒6のスローペースながらも、後半5ハロンは合計57秒6のハイラップ。残り1000メートル地点から11秒9→11秒9→11秒2と段階的にギアを上げ、ラスト2ハロン11秒1→11秒5の高速ラップで2番手から後続の追撃を封じてみせた。

 昨年5月のメイS(9ハロン)も、5ハロン通過60秒1からラスト2ハロン10秒9→11秒5の流れを好位から2馬身差の快勝。5ハロン通過60秒程度で余力を持って後半を迎えれば、ラスト5ハロンは57秒台を刻めるスピード持続力。そして、ラスト2ハロンも差し馬並みの高速ラップを刻める瞬発力。そんな実力派が単騎マイペースで4角を回る可能性が高いのだ。

 リスグラシューがターフを去った今、現役トップの呼び声も高いサートゥルナーリアといえども、あっさり捕らえ切れるかどうか。ここは重賞〈0・0・1・9〉の汚名返上に燃えるベテランの矜持に一票を投じてみたい。