【3歳クラシック指数】弥生賞完勝サトノフラッグは牡馬3位タイ「78」 チューリップ賞覇者マルターズディオサは牝馬2位タイ「78」

2020年03月10日 21時30分

2020年3歳クラシック指数

★弥生賞ディープインパクト記念(8日、中山芝内2000メートル)=重賞初挑戦のサトノフラッグ(国枝)が完勝。トライアルとはいえ、GI好走馬、重賞ウイナーをアッサリ一蹴したのだから、見事としか言いようがない。

 道中は中団よりやや後ろを追走。勝負どころで馬群が密集する中、その外を回っての進出でも、この馬だけは持ったまま。楽に直線を迎えると、最後までしっかりと伸びて後続の追い上げを封じ込めた。まさに力上位をハッキリと示したレースぶりだ。

 ここ2戦で中山に対応できる機動力も十分に証明したとなると、2番手グループではトップの「指数78」までランクアップさせねばなるまい。本番の皐月賞で「2強」に迫るパフォーマンスを見せるか、大いに注目だ。

 2着ワーケア(手塚)はトライアル仕上げのうえに、終始、外に出せずに力を発揮し切れなかった面も。ただ不利などがあったにせよ、2戦続けて後手に回る競馬が続いたように、中山適性ではサトノにハッキリ劣る。現状維持の「指数76」とするしかないか。

 対ワーケアで見ると、3着オーソリティ(木村)、4着ブラックホール(相沢)とも、ホープフルS当時から力関係に大きな変化はなさそう。これらも据え置き評価としておく。

★チューリップ賞(7日、阪神芝外1600メートル)=単勝1・4倍の圧倒的な支持を集めた2歳女王が3着に敗れる波乱。王道トライアルを制したのは阪神JF2着馬マルターズディオサ(手塚)だった。

 先団の外で2歳女王をマークしながらレースを進め、直線であっさりと捕らえたうえで、2着馬の追撃もしのいでみせた。阪神JFのようなよどみのない流れ、今回のような落ち着いた流れ、どちらにも対応可能と示せたのは大きい。桜花賞がどんな流れになっても確実に上位に顔を出してくるだろう。3ポイントアップの「指数78」とする。

 惜しくもハナ差2着は阪神JF・3着馬クラヴァシュドール(中内田)。最内枠を生かしてロスを最小限に抑えた立ち回り。直線でも最内を突き、勝ち馬と内、外離れた形で接戦を演じた。前走から6キロ減、パドックでも発汗が見られただけに、本番までの体の維持が課題にはなるものの、その能力、器用さは勝ち馬と同等の評価が必要。こちらも「指数78」に。

 2歳女王レシステンシア(松下)は好スタートから先手を奪い、前半3ハロン35秒1と楽なペースを刻みながら、直線では上位2頭に伸び負けた。ためて切れるというよりは、阪神JF時のようにある程度、速いペースを刻み、後続が追い上げる時に脚を使わせる“肉を切らせて骨を断つ”戦法が合っているよう。敗れはしたものの、“力を出せない形”を本番前に学習できたのは大きい。評価を下げるには至らず、「指数80」のままとする。

 ウーマンズハート(西浦)は待機策で臨むも6着。ペースが合わなかったうえに、前走から10キロ減と体調も万全でなかったかもしれないが、もう少しピリッとした脚を使ってほしかった。また、抑える競馬で7着のスマイルカナ(高橋祥)は、本番で巻き返すとすれば、玉砕覚悟で逃げるしかないか。これらも指数は据え置きに。