【チューリップ賞】チェーンオブラブ 栗東滞在効果でさらなるパワーアップを期待

2020年03月06日 21時04分

すっかり環境にも慣れたチェーンオブラブ

【チューリップ賞(土曜=7日、阪神芝外1600メートル=3着までに4・12桜花賞優先出走権)得ダネ情報】栗東滞在――。関東馬が関西圏で穴をあけた時に高確率で絡むパワーワードだ。4・12桜花賞でもヒロインを務めるであろうレシステンシア1強ムードのGIIチューリップ賞で、栗東得ダネ班が目を付けたのも、やはり栗東滞在の関東馬。留学効果テキ面なら、あの馬が怖い存在になる――。

 クラシック戦線の勢力図といえば「西高東低」が当たり前。しかも関西圏のレース。にもかかわらず、チューリップ賞では関東馬が過去10年で〈3・4・1・7〉と気を吐いている。今年も阪神JFの2着馬マルターズディオサを筆頭に4頭がスタンバイ。その中でも不気味な存在なのが、早めに栗東入りして調整中のチェーンオブラブだ。

「難しいところがある馬なので、直前の長距離輸送は避けたかったんです。こちらに来た直後は少し体が減っていましたが、徐々に戻ってきましたね。環境の変化に動じている様子もありませんし、前回よりプラス体重で出せそうです」

 小笠調教師は「滞在効果」をそう強調した。マイナス10キロと少し体が寂しく映った前走のフェアリーSでも2着に好走。その馬体が回復しているとなれば、さらなるパフォーマンスアップが期待できるというわけだ。

 1週前に美浦でビシッと仕上げて、当週は馬体の回復を重点にサッと。それでも栗東ウッドでラスト1ハロン11・8秒の好時計マークなのだから、体調の良さがハッキリと見て取れる。調教を見届けたトレーナーも「折り合いがついて、反応も良かった」と納得の表情だ。

 一戦ごとに走りのバランスが良化。以前は口向きに難しいところがあり左回りしか使ってこなかったが、「前走は初めての右回りでもモタれることなく走れていました。着実にステップアップしていますね」と小笠調教師は確かな進化に手応えを感じている。

 滞在効果と馬自身の成長。2つの両輪がうまくかみ合えば、強敵揃いの桜花賞トライアルでも見せ場以上があっていい。今年もまた東の刺客が…。チェーンオブラブの走りから目が離せそうもない。