【赤城真理子の聖地巡礼】レイクヴィラファームは愛情たっぷり

2020年03月06日 21時00分

初めてサラブレッド=メジロシーゴーにまたがり、ウキウキの赤城記者

【赤城真理子の聖地巡礼】前回に続きレイクヴィラファームからお届けします。馬房に帰るドーベル様を見送った後、美人スタッフの的野さんに連れられ、ある馬房の前へ。ネームプレートを見ると「メジロツボネ」の文字がありました。

「この子もドーベルと同じくメジロ牧場から引き継いだ馬なんです。メジロライアンとメジロラモーヌから生まれたメジロルバートが母。現役時代はドーベルほどの成績は残せなかったけど、繁殖牝馬としては優秀で、産駒のグローリーヴェイズには牧場スタッフみんなで期待しています」

 そんな的野さんの予言が見事に的中です! だってこのお話を聞いた後に、グローリーヴェイズは香港ヴァーズで優勝したんですから。的野さんの喜ぶ顔が頭に浮かびました。

 とても優しい的野さんなら…と、私たちは牧場見学ではありえないむちゃ振りを。馬に乗ってみたいです――。本当は「にいかっぷホロシリ乗馬クラブ」(ナリタセンチュリーやクーリンガーが乗馬馬をしています)で体験したいと考えていたのですが、時間が合わなくて断念しちゃったんですよね。

「メジロシーゴーなら乗れると思います。私のごひいきの子なんです」と的野さん。急なお願いだったため、裸馬のシーゴーにまたがることになったのですが、馬ってやっぱり背が高い! これ、上に乗れるかなあ。運動能力をつかさどる神経がブチブチに切れている私。的野さんが「私が足を上げますよ」と言ってくださったものの、不安になってきます。

「たてがみを持って、それを頼りに“よいしょ”って感じで上がってください。大丈夫、たてがみは引っ張られても痛くはないんです」

 ほ、ほんとうに!? シーゴーに申し訳なく思いながらも、的野さんの言う通りに…。やった! 乗れました!! 想像を上回って目線が高いです。感覚的にはマンションの2階くらい。体温が人間よりも高いからかな? 湯たんぽのように温かくって、謎の安心感があります。

 感慨にふける間もなくシーゴーがスタート! 相当ゆっくり歩いてくれているんですけど、それでもバランスを取るのが難しい。2秒でインナーマッスルをやられました。普通に乗ってるトレセンの人たちって、やっぱりすごいんだなあ。

 でも、一体になれた感じがたまりません。さらに馬という動物が好きになりました。ミッキなんか、シーゴーの上で“3冠ポーズ”まで取っていましたよ。私はしがみつくのに必死でしたけど。

 レイクヴィラファームでは、繁殖馬も育成馬も分け隔てなく、愛情たっぷりに手をかけられ、前述のメジロツボネなんて「ツボネ母ちゃん」って呼ばれているんです。なんだか家族みたい。すてきですよね。このような環境で育った馬たちは、トレセンに来た時から人に警戒心を抱かないんじゃないかなあ。本当にすてきな牧場だって思います。

「今度はぜひ、暖かい時期にもいらしてくださいね。親子の放牧地はとても楽しいですよ」と手を振って見送ってくれた的野さん。これからは「レイクヴィラ応援馬券」も買わなくちゃ!と心に決めた聖地巡礼でした(まじで買っています)。