【弥生賞】実績馬ブラックホールが逆襲!ワーケアとサトノフラッグをのみ込む

2020年03月03日 21時33分

小柄な馬体ながらスケールの大きな競馬をするブラックホール。仕上がりも良好だ

【弥生賞ディープインパクト記念(日曜=8日、中山芝内2000メートル=3着までに4・19皐月賞優先出走権)dodo馬券】皐月賞トライアルは、今年から弥生賞ディープインパクト記念というレース名になった。GI・3着馬ワーケア、武豊が手綱を取る2連勝中のサトノフラッグが大きな注目を集めるが、高配的中を使命とする当欄が狙うのは逆にマークが薄くなる実績馬。ホープフルS・9着からの逆襲を狙うブラックホールに白羽の矢を立てた。

「これまで道中は馬任せで走らせて、しまいを生かす競馬に徹してきたんですけどね。前走はスピード決着を意識するあまり、流れに乗せる形で運んだのが裏目に出てしまいました。大負けしたことで、テンに行かせてはダメってことが改めて分かりました」

 9着に沈んだ前走のホープフルSを反省の弁で振り返るのは、ブラックホールの若き主戦・石川。快速馬コントレイルを終始マークするハードな展開で、初めて経験する直線の急坂が余計にこたえた印象だった。ゆえに少頭数で展開的に慌てる必要がない今回、状況は確実に好転する。鞍上が自責の念にかられるのも、前走が力負けとは思っていないからだ。

「3着のダーリントンホールが共同通信杯を勝ったんだから、この馬が勝った札幌2歳Sが低レベルということはないでしょう。前走後に放牧を挟んだことで10キロくらい体が増えて出られそうだし、一歩ずつ成長している手応えはあります。最近は慣れない人が近づくと蹴りにいく。ゴールドシップ産駒らしい我の強さも出てきたから、それも競馬でいい方向に出ないかと期待しているんです」

 こう語るのは同馬を担当する三尾助手。同厩のビターエンダーは共同通信杯でハナ差2着。その結果を受けて「先にクラシックを意識したのはこちら。いい意味で刺激を受けるし、負けていられません。イメージ通りの成長は見せているんだから」と前走のリベンジを強く誓う。

 長らく本命サイドの決着が続いた弥生賞も、昨年は8→6→4番人気の入線で3連単45万円超の大波乱。強い重力を持ち、光さえ脱出できない高密度の天体をその名に刻む同馬は、まさに波乱の立役者にふさわしい。

 410キロ台の小柄な馬体による重賞(札幌2歳S)制覇は、その内に非凡なポテンシャルが詰まっていればこそ。当時と同様、光を放つ人気馬たちを一気にのみ込むシーンを期待したい。