【阪急杯】クリノガウディー藤沢則調教師 初の千四にも折り合いの不安なし

2020年02月28日 21時02分

ほえるクリノガウディー。初タイトル奪取へ気合十分だ

【阪急杯(日曜=3月1日、阪神芝内1400メートル=1着馬に3・29高松宮記念優先出走権)稲富菜穂のだいじょばない】フルゲート18頭の激戦が予想されるGIII阪急杯の取材に臨んだ「だいじょばない」の稲富菜穂。南半球生まれの元気なおじさまと、勝ち星に執念を燃やす熱い若者の間で気持ちが揺れ動くことに…。

 どうも、稲富菜穂です。今週から阪神、中京、中山へと開催がガラリと替わりますが、ターゲットに定めたのは激戦が予想される阪神の阪急杯。まずはフィアーノロマーノを管理する高野先生を突撃っす。前走の阪神Cは0秒8差の2着。この結果をどう捉えていますか?

「スタートで出遅れ、厳しい競馬になることを覚悟しましたが、スミヨン騎手が馬に叱咤激励をしながら、走る気を最後まで持続させてくれたのが印象的でした」

 ふむふむ。では中間の調整は?

「これまでは1走すると疲労感というか、肉体的なダメージを抱えて戻ってきたのですが、これまでと比べると本当に順調ですね。調教でも楽に速い時計が出る。純粋に心肺機能が上がっているんだろうなぁと思います」

 うぉっ! 成長を感じずにはいられない、と。

「見た目からして大きくなっています。今回はプラス体重で出ることになると思いますけど、それは脂肪ではなく、トモの筋肉はもちろん、上腕、首差しのボリュームがさらに出て、より実が入ったからです」

〈2・1・0・0〉と阪神コースとの相性もバッチリですし、ここを勝てば初のスプリント戦、高松宮記念出走もありますか!?

「まあ、中居くんではないですけど、0ではないし100でもない。まずここをきっちり走れるか、内容を見たうえで決めたいと思います。オーストラリア産で遅く生まれた中、成長してきて、表記上の年齢(6歳)より若く"これからだな"という感覚。今年一年を充実した年にするために、まずは初戦できっちりと結果を出したいね」

 今回だけやなく、先々が楽しみやなぁっ。

 対するは4歳馬クリノガウディー。藤沢則雄先生、前走の東京新聞杯は0秒1差3着と惜しかったですよね。

「道中は"今日は勝てるかな"って感じの思い通りのレース運びだったんだけど…。直線で前の馬が下がってくるのを避けながらで、結果的に早仕掛けになってしまったかなぁ。その分、惜しい競馬になってしまった」

 使った後の反動はなかったですか?

「担当者がケアをして疲れはうまく取れていると思います。最終追い切りも素晴らしい動きで満足できる調教でした。阪神は朝日杯FSで(2着に)頑張ってくれたコースですし、力を出せると思いますよ」

 おぉっ! ただ、今回は初めての1400メートルになります。

「1600メートルでは抑えながらのレースが続いていましたから。距離を短縮した分、折り合いもうまくつくんじゃないかな。武器であるロケットスタートを決めれば、ある程度いい位置を取れると思いますし、スムーズに流れに乗れれば、しまいも確実に伸びてくると思いますよ。なかなか勝てなくてまだ1勝の身。"最強の1勝馬"というレッテルを貼られないように、勝ち鞍を重ねていきたいですね」

 2勝目が待ち遠しい~。阪神の開幕馬場も見極めつつ、さあ3月も頑張りまっしょい!

☆プロフィル=いなとみ・なほ 1990年12月16日生まれ。関西在住のタレントとして幅広く活躍し、現在はABC「おはよう朝日です」、サンテレビ「アサスマ探検隊」、ひらかたパークのCMなどに出演中。彼女が取材した馬が激走することが多いことから、一部のトレセン関係者から「競馬界の女神」と呼ばれている。