【阪急杯】ストーミーシーが進化続ける末脚で春の嵐巻き起こす!

2020年02月25日 21時32分

年齢を重ねることで気性面の課題が解消したストーミーシー。進化した末脚で重賞初Vを狙う

【阪急杯(日曜=3月1日、阪神芝内1400メートル=1着馬に3・29高松宮記念優先出走権)dodo馬券】今週末から西は阪神、東は中山に舞台を移して春競馬がスタートする。阪神開幕週メインはGIII阪急杯。マイルGI馬ステルヴィオの名もあるが、同馬とてこの距離は初。群雄割拠ムードで波乱の余地は小さくない。当欄が高配の使者として狙うのはストーミーシー。7歳馬とはいえ、進化を続けるベテランは決して侮れない。

 開幕週の短距離戦。そのイメージに反して、最後方から突き抜けた昨年のスマートオーディンのように、差し&追い込み馬の活躍が目立つレースでもある。快速馬が揃ってのハイペースゆえか、馬場のエアレーション効果による影響か…いずれにせよ、狙いは人気薄の差し馬だ。

 ◎ストーミーシー。昨年は12戦とコンスタントに出走。1勝止まりとはいえ、負けたレースもほとんどが0秒2~0秒5程度の着差に収まっている。上がり最速は7回も記録。1秒4負けの前走(阪神C=12着)にしても5馬身突き抜けた勝ち馬を別にすれば、2着馬とは0秒6差。展開や勝負どころからのさばきひとつで馬券圏内に入れる位置にいるのだ。

 年齢を重ねるにつれて安定感を増してきた印象だが、それを可能にしているのがメンタル面の進化。「さすがに昔に比べると、レース後の回復は遅くなってきた」と斎藤誠調教師は苦笑いする。それでも順調に出走回数を重ねて堅実に脚を使っている。成績(着差)に大きなブレがないのは「オン、オフがはっきりして普段からムダなことをしなくなった」(同師)。若いころは気性的に難しい面もあったが、それも解消して調整もスムーズになってきたようだ。

 レース運びにも進境が見られる。馬を気にする気性もあって最後方→大外回しからの完全な“はまり待ち”が同馬のイメージ。ただ、前走は馬の間を抜けて伸びてきた。

「ジョッキー(北村友)が『馬を怖がることもなく、馬群を割ってこれた。今なら最後方からの競馬じゃなくても大丈夫』と言ってくれた」と陣営も確かな進歩を感じている。

「調教でも馬群をあまり気にしなくなっているからね。最後方からでは厳しくても、中団あたりから末脚をうまく生かせれば…」

 阪神コースは5戦して6→6→5→5→12着だが、軽い決着となりがちな東京や京都よりはこの馬に向いている。これまでとはひと味違うイメージチェンジした走りで、7歳での重賞初Vを射程に入れている。