【小倉大賞典・後記】カデナ 進化見せた重賞3勝目

2020年02月24日 21時00分

進化を見せ、重賞3勝目を挙げたカデナ

 23日、小倉競馬場で行われたハンデ戦のGIII小倉大賞典(芝1800メートル)は、4番人気のカデナ(牡6・中竹)が大外一気の差し切り勝ちで、2017年弥生賞(GII)以来の重賞3勝目をマーク。

 騎乗した鮫島駿はデビュー6年目で、うれしいJRA重賞初勝利を飾った。しかし、レース後の派手なガッツポーズとは対照的に道中の手綱さばきは冷静だった。

「内の馬場から乾いてきていたのでそれに応じた競馬を考えていた。展開に左右されないように位置を取りに行って、直線もうまく外へ出せました」。確かに前中から内を通った先行馬が踏ん張れる馬場状態。いつもの「最後方」というポジションを捨て、内枠を生かした騎乗を心掛けた。「力のある馬なのにうまく導いてあげられていなかった。今日は前田幸二オーナーの誕生日だったので結果を出せて良かったです」と喜びを爆発させた。

 見守った中竹調教師は6歳になった現在こそが充実期と話す。「鞍上がうまく外へ出してくれたけど、馬体もパンパンに張っていたからね。状態もいいと思っていたよ」と満足げ。頼りなさを感じた2歳時から馬体重は20キロも増加。素質にようやく体がついてきたのかもしれない。昨年の天皇賞・秋(13着)は一線級相手にはね返されたが、さらに進化したカデナの活躍の場がありそう。未定となっている次走にも注目したい。