【赤城真理子の聖地巡礼】ケイアイガーベラと初対面

2020年02月21日 21時00分

ノリはいまだに“おてんば娘”のケイアイガーベラ

【赤城真理子の聖地巡礼】このコーナーの最大の目的。それはケイアイガーベラに会いに行くこと。これはもうね、念願だったんです!

 私が栗東に通うようになって、担当厩舎を持ち、初めてGIを勝ってくれたのが…。一昨年のNHKマイルCのケイアイノーテックでした。ケイアイガーベラは彼のお母さんで、平田厩舎で取材をしていると、かなりの頻度で登場するワードです。

 でも、その姿を見たことがないからか、私の中ではもはや「伝説化」してしまい、実在している感じがしなかったんです。平田先生をはじめ、厩舎の皆さんが誇らしそうに語るケイアイガーベラ。どうしても会ってみたかったんですよね。

 レックススタッドから車で20分くらいのところにある隆栄牧場。ここの社長である飛渡さんに、平田先生が直々に連絡してくれました。なんてお優しい方なのでしょう! がぜん、平田厩舎推しになっちゃいます。

 迎えてくださった飛渡さんは、すぐに「ちょうど今から放牧させるとこなんで馬房から出してきますね」とケイアイガーベラを連れてきてくれました。

 というわけで、初めてのご対面。とにかく毛ヅヤがいい! 冬毛でモサモサすることなく、筋肉がうっすら浮き上がっているんです。なによりも「走りたそう」な雰囲気満々。とてもお母さん馬とは思えません!

「おなかに子供がいないのは久しぶりですからね。体が軽いんでしょう」と飛渡さん。実際、放牧地で手綱を外されるやいなや、立ち上がるしぐさを見せた彼女。はしゃいでいるんですかね? 次の瞬間には猛然と走りだし、見えないくらいまで遠くに行ってしまいました。ガーベラの姿が見えなくなっちゃったんで、取り残された私は飛渡さんとお話しモードに。

「平田先生にお聞きしました。佐々木助手にケイアイノーテックの担当をさせてあげてほしい、とオーナーに頼んでくれたのは飛渡さんだって」

「はい。僕もそんなことは初めてしました。ガーベラを担当していた佐々木君は、引退後も毎年のように会いに来てくれましてね。もちろん、その時は彼とガーベラの2人きりにしていたんだけど…。彼ね、ガーベラを見て泣くんですよ。いろんな思いがこみあげてくるみたいで。その姿を見ていたら“こういう人にガーベラの子供も世話してほしいな”って気持ちが強くなったんです」

 そんな話を知ってか知らずか、またもやすさまじい勢いで戻ってきたガーベラは水をガブ飲み。お母さんっていうより、おてんば娘って感じ。息子のノーテックは平田厩舎で頑張ってます。ずっと応援してください――。母ガーベラに心でそう伝えました。

 ちなみに平田厩舎からは昨年、ケイアイノーテックの弟(ケイアイリア)がデビューしましたし、全弟のケイアイシェルビーも控えています。2頭とも現役時9勝を挙げたケイアイガーベラのような強い馬になってほしいなあ…。平田厩舎担当記者として、これからも彼女の子供たちを追いかけ続けます!