【京都記念・後記】完勝クロノジェネシス 北村友「今ならどこでもいいパフォーマンスが見せられる」

2020年02月17日 21時31分

北村友(手前)は完勝したクロノジェネシスの“手応え”を口にした

 16日、京都競馬場で行われたGII京都記念(芝外2200メートル)は、1番人気のクロノジェネシス(牝4・斉藤崇)が雨で渋った馬場も苦にせず、直線で力強く抜け出して優勝。今年初戦を見事に飾った。圧倒的なパフォーマンスで存在感を示した秋華賞馬の次なるターゲットは?

 レースは1角で先頭に立ったアメリカズカップが徐々に後続を離し、向正面では大逃げの態勢。そんな中、クロノジェネシスは3番手集団で折り合いに専念する。4角を回り、2番手のステイフーリッシュが抜群の手応えで先にスパート。これを追いかけるようにクロノジェネシスも進出を開始すると、直線は鞍上のゴーサインに鋭く反応。一瞬で先頭に立つと、ゴールまで力強く脚を伸ばし、2着カレンブーケドール以下を寄せつけない完勝だ。

 鞍上の北村友は開口一番「強かったです」とひと言。「道中のリズムが良かったですし、4角の手応えも十分。その手応え通りの脚を使ってくれました。今日は返し馬、ゲート裏でも落ち着いていたし、それが折り合いにつながりました」とレースを振り返った。

「折り合いがついてましたし、安心して見ていられましたね。馬場が悪い中でもバランス良く走れていました。体重が増えていた(プラス12キロ)のは成長分。馬がどんどんと良くなっていますね」と斉藤崇調教師。

 くしくも昨秋の秋華賞と同じ1、2着となったが、当時のカレンブーケドールとの着差は2馬身。それが今回は相手の斤量より1キロ重いにもかかわらず、2馬身半と着差を広げた。机上の計算ではあるが、こういった部分からもクロノジェネシスの成長度が分かる。

 今後については「他の馬との兼ね合いもありますし、まずは放牧でリフレッシュしてから」と同師は明言を避けた。その一方で北村友は「今ならどこの競馬場の、どのレースでも、いいパフォーマンスが見せられると思います」と“手応え”を口にする。

 今のクロノジェネシスの充実ぶりなら、登録している3・28ドバイ諸競走(ドバイターフとドバイシーマクラシック)や、牡馬の強敵相手となる4・5GI大阪杯(阪神芝内2000メートル)でも恥ずかしくない競馬をしてくれることだろう。クロノジェネシスがどのレースを次走に選ぶのか? そしてそのレースでどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、楽しみでならない。