【赤城真理子の聖地巡礼】今でもヤンチャなハクサンムーンに食べられちゃった!

2020年02月14日 21時00分

油断している赤城記者の後ろ髪を狙うハクサンムーン

【赤城真理子の聖地巡礼】レックススタッドでスノードラゴンの次に見せてもらったハクサンムーンは、GIを勝った馬ではないけど、GIを勝った馬と同じくらいか、それ以上に人気のあった馬なんだそうですね。

 私は現役時代を知らないので、相棒のミッキ(某競馬専門紙TM)に理由を聞いてみると、「馬場入りのときに回転するのがひょうきんでさ。“ぐるぐるムーン”ってあだ名をつけられてた」とか。な、なるほど。とてもヤンチャな馬だったんでしょうか? まさか、ここでも回ったりしてないだろうな…なんて、淡い期待も抱きましたが、放牧先では穏やかなものでした。

 そりゃあ、そうか。もう現役じゃないんですもんね。暴れる必要なんてないよなあ…な~んて、ナメていたのがいけなかったのでしょうか。私たちの元に寄ってきてくれたので、しばらく眺め回して満足していたんですけど、後ろを見せた隙に“ムシャムシャムシャ”。青草か何かと勘違いしたのか、頭皮ごと持っていく勢いで髪を食べられたんです。

「いたたたた! ムーンさん! あかんよ! こんなもん食べたら頭悪くなるよ!」なんて叫びながら、なんとかのみ込まれるのは阻止しましたが…。やるな、ムーンよ。ぐるぐるムーンのヤンチャなところが残ってる? それとも、現役時代から人をかむような面があったのでしょうか?

 栗東に戻った私はハクサンムーンを担当していた西園厩舎の桜井助手に事の次第を報告。「あいつ元気にしてました? 僕も会いに行きたいなあ~。でも、コイツ(現在の担当であるタガノビューティー)と違って、あんまかむイメージはなかったんだけど。変なスイッチ入ったのかもしれないね」と。あれは突発的なことだったんですかね。懐かしそうに話す桜井さんの表情に「担当馬と助手さん」の絆の深さを改めて感じたのでした。

 ちなみに、初の芝挑戦だった朝日杯FSでは直線で猛然と追い上げて、レースを大いに沸かせてくれたタガノビューティー(私は大本線だったので4着は相当悔しかったです)。最初は桜井さんの担当ではなかったそうなんです。

「猛獣みたいにかみついてくる馬。扱うのが大変なんだよ。誰かに代わってもらうか…って話になったときに“ハクサンムーンを手なずけていた桜井ならイケるやろ”って。ホント、うまいことやってくれてるよ」と西園調教師。

 タガノビューティーと桜井さん…きっと、ハクサンムーンがやいちゃうくらいの名コンビになって、令和の競馬を盛り上げてくれるはずです!