【3歳クラシック指数】牡馬コルテジア「74」 デアリングタクト「75」で牝馬3位タイにランクイン

2020年02月12日 21時32分

3歳クラシック指数

【3歳クラシック指数】

★きさらぎ賞(日曜=9日、京都芝外1800メートル)=少頭数の一戦にありがちなスローペース。逃げたギベルティこそ失速(4着)したが、3番手にいたコルテジア(鈴木孝)が勝ち、2着は4角2番手のストーンリッジ(藤原英)。

 単勝1・5倍の断然人気を背負ったアルジャンナ(池江)は出走馬最速の上がり33秒7をマークしながら、届きそうなシーンさえもない3着に敗れた。ポジショニングの差が結果に表れた一戦と言えるだろう。

 ゆえに上位陣を脅かすほどのインパクトはなく、勝ったコルテジアの指数は京成杯を勝ったクリスタルブラックより1つ下の74。2着ストーンリッジはアルジャンナと同列の73でのランクインということにした。

 ただし、思っていたほどの切れを見せられなかったストーンリッジと、思っていた以上に速い脚を使えたコルテジアには指数以上の差があるかも。イメチェンに成功した勝ち馬のみが今後に期待をつないだと言えそうだ。

★エルフィンS(土曜=8日、京都芝外1600メートル)=キャリア2戦目の格上挑戦をあっさりモノにしたデアリングタクト(杉山)は、クラシックの新星としてマークすべき存在だ。

 エルフィンSはリステッドながら単なるオープン特別。レースの格を考えた結果、3番手タイの指数75を落としどころとしたが、そのインパクトは同舞台を走ったシンザン記念のサンクテュエール(指数76)をはるかにしのぐ。ラスト2ハロン11秒7―11秒3の加速ラップを差し切ったデビュー戦に続き、今回もラスト2ハロン11秒7―11秒4(シンザン記念同11秒5―12秒0)の加速ラップを楽々と突き抜けた。

 さらに4馬身差をつけながら、手綱を取った松山の「着差以上の強さだったと思います」もさらなる“伸びしろ”を感じさせる。1戦挟むにしろ、桜花賞へ直行するにしろ、マークを怠れない存在となるはず。

★ゆりかもめ賞(日曜=9日、東京芝2400メートル)=福永が「タフなチャレンジ」と評したようにリリーピュアハート(牝・藤原英)にとって、克服すべき課題はひとつではなかった。

 3か月半ぶりの実戦が昇級戦で牡馬相手。しかも東京コース、12ハロンの距離も未経験だったが、見事に1馬身3/4差の快勝でミッションをクリアした。

 直線入り口では外の馬に寄られるシーンもあったが、ひるむことなく力強く伸びて出走中最速上がり(34秒2)を計時。「コンディションも良かったですし、二四の距離も上手に立ち回ってくれた。今後に向けて明確なビジョンが描けた」と鞍上は確かな手応えを伝える。

 全兄ヴァンキッシュランは2016年GII青葉賞の勝ち馬で血統的にもクラシックディスタンスをこなす下地は十分。「もともと桜花賞よりもオークスタイプと見ていた。今回、結果が出たことだし、狙っていってもいいでしょう」と藤原英調教師。

 今回のランクインは見送るが、ひと息入れての参戦が見込まれるオークスの前哨戦の結果次第では桜花賞善戦組程度の数値を与えても構わないだろう。

★春菜賞(土曜=8日、東京芝1400メートル)=キャリア7戦目のビッククインバイオ(牧)が、昨年6月の未勝利戦以来となる2勝目を挙げた。

 5戦連続でコンビを組む大野は「近走に比べて体を使えていたのが良かったし、結果にもつながったと思います。メリハリの利く展開が合っており、現状はワンターンのコースがいいのでは」と話した。

 新潟2歳S、アルテミスSでいずれも3着しており、今回のメンバーでは重賞でモマれた経験値が生きた部分もありそう。勝ち時計1分21秒7もおおむね水準だ。

 半姉パイオニアバイオは千八~二千を中心に使われ、オークスが7着で秋華賞が12着。距離への対応は可能かもしれないが、過去の例が示す通り同レースは全く本番とは無関係。次走は未定とのことで、ランクインは持ち越しとする。