【東京新聞杯】“51歳”横山典クリノガウディー 狙うは後方一気の豪脚V

2020年02月05日 21時32分

早くも走る気満々のクリノガウディー

【東京新聞杯(日曜=9日、芝1600メートル)栗東トレセン発秘話】先月の愛知杯でデンコウアンジュを勝利に導いたJRA現役最年長ジョッキー・柴田善臣(53)を絶賛したのが藤沢則調教師だ。

「計ったように内から差し切った、あの競馬はすごかったよね。追い方を見ても、まったく年齢を感じさせなかった。2着(アルメリアブルーム)も(武)ユタカ君でしょ。ベテランがあれだけ強いと、若い騎手も大変だよね」

 JRA“フィフティーズ”の重賞ワンツーに、キャリアを積み重ねてきた「レジェンド」のすごさを改めて思い知らされる。

 で、期待したいもう一人のフィフティーズが横山典弘(51)だ。藤沢則師が東京新聞杯に出走させるクリノガウディーの鞍上に指名した。

「前走(マイルCS=7着)にしても、最後までしぶとく頑張ってはいたんだけど、やっぱりこの馬は去年の中京記念(2着)みたいに道中、脚をためて直線に懸ける競馬が合う。そういう競馬はノリちゃんがすごくうまいでしょ。このコンビは合うと思うんだよね」

 思い出されるのは2012年のカペラSを後方一気の豪脚で差し切ったシルクフォーチュン。テン乗りで隠れたギアを引き出し、鮮烈Vを決めたのが誰あろう横山典だった。

 当時、藤沢則師の依頼に対して「僕にぴったりだと思っていた」と快諾。きっちり結果を出したのだ。トレーナーはあの時の再現を狙っている。

「久々だけど、追い切りでは相変わらず、すごい時計が出ているし、東京という舞台もいいだろうからね。現状では賞金も少ないのでここで加算して、今後に備えたい。ノリちゃんなら、やってくれるんじゃないかな」

 藤沢則厩舎のJRA重賞勝ちは、前出シルクフォーチュンの後は14年小倉2歳Sのオーミアリスのみ。厩舎にとって実に5年5か月ぶりの重賞Vへ――。横山典なら、あの時のシルクフォーチュンをほうふつさせるような切れ味を引き出してくれるに違いない。