【シルクロードS】低速決着が避けられない今の京都はカラクレナイに絶好の馬場

2020年01月31日 21時04分

時計のかかる馬場で能力を発揮するカラクレナイ

【シルクロードS(日曜=2月2日、京都芝内1200メートル)新バージョンアップ作戦】3・29高松宮記念につながる重要な一戦が日曜京都メインのGIIIシルクロードS。馬場悪化が目立つ京都での連続開催だけにどんな時計の決着となるのか悩ましいところだが、新VU作戦の明石尚典記者は◎カラクレナイで勝負。当舞台で3走連続小差3着から今回は馬場の後押し…主役を張ってもおかしくない。

 稍重スタートから良へと回復した先週日曜の2勝クラス・祇園特別が7ハロン=1分22秒9での決着。開催替わりの今週はコースがA→B(4メートル外へ内柵)へ変更されるものの、実質的には連続開催のオープニング。連動性が保たれると考えれば、馬場状態の劇的なレベルアップは望めない。例年ならば1分07秒台から08秒台前半での決着がデフォルトのシルクロードS。例年より一枚は落ちる馬場レベルなら、1分09秒超が現実的な想定Vタイムとなろうか。電撃の6ハロン戦とは名ばかりの低速決着。それに対応できるか否かが勝敗の行方を左右することになる。

 実績最上位はGI馬セイウンコウセイとスプリンターズS2着で大きく株を上げたモズスーパーフレア。その実力は誰もが認めるところだが、前者は下り坂に入りつつある7歳馬。後者が苦手の直線平坦コース&実質トップハンデの56キロでは食指が動かない。

 伏兵台頭間違いなしの馬場状態を逆手に取って、軸指名はカラクレナイ。スプリント本格参戦の18年シルクロードS以降、レースのVタイム1分07~08秒台前半の〈0・1・1・5〉に対して、1分08秒5超では1、3、3、3着と複勝率100%。速めの時計の決着では詰めの甘さが目立つものの、力を要する馬場ではそれが抜群の安定感に転化する。これまでの蹄跡からはそんなキャラがくっきりと浮かび上がってくる。

 低速決着での好成績を支えているのがブレのない自身の前後3ハロンラップ。対象4鞍の前後差は0秒2~0秒9とすべて1秒以内。一方、一歩及ばずのVタイム1分07~08秒台前半7鞍で前後差1秒以内は19年カーバンクルS(33秒6→34秒0=0秒4)のみ。あとは1秒3~2秒9と大きくバランスを崩しているのは見逃せないポイントだ。

 ブレのない自身前後3ハロンラップを刻んで、能力をフルに発揮するには時計のかかる馬場がベスト。低速決着が避けられない今の京都なら、圏内突入は約束されたようなものだろう。ライバルたちが斤量増に足を引っ張られるようなら、惜敗続きにピリオドを打つシーンがあっていい。