日本人初の「エクリプス賞受賞」木村騎手 さらなる飛躍のチャンス

2020年01月30日 21時30分

【TPC秋山響の海外競馬解析】23日に発表されたエクリプス賞(全米の年度代表表彰)では日本関連の選出が相次いだ。

 まず、最大のタイトルである年度代表馬を手にしたのが、今年から社台スタリオンステーションで種牡馬になったブリックスアンドモルタル(父ジャイアンツコーズウェイ)。2019年は6戦6勝。BCターフ、ペガサスワールドCターフなど5つのGIを制す大活躍を見せ、最優秀芝牡馬のタイトルも満票で受賞した。

 史上初の快挙を成し遂げたのは、カナダのウッドバイン競馬場をベースに活躍する木村和士騎手(20)。日本人として初めてエクリプス賞を受賞した。木村騎手は昨年もカナダの最優秀見習騎手に選ばれており、これで北米の2大見習騎手タイトルをともに手にしたことになる。

 ウッドバイン競馬場では、17年のワールドオールスタージョッキーズで総合優勝の経験を持つユーリコ・ダシルヴァ騎手がここ5年連続を含めて計6度もリーディングの座に就いていたが、19年シーズン限りで引退。昨年146勝で36勝差の3位だった木村騎手にはチャンピオン奪取の期待が大きい。

 産駒が朗報を届けてくれたのは、ニューイヤーズデイ(日本では今年から社台スタリオンステーションで供用)と、エスケンデレヤ(同じく16年から日本軽種馬協会静内種馬場で供用)。

 前者は産駒マキシマムセキュリティがGIケンタッキーダービーこそ1位入線降着の憂き目を見たものの、フロリダダービーやシガーマイルHなどGI・3勝を挙げて最優秀3歳牡馬に選出。後者は産駒ミトーレがBCスプリントやメトロポリタンHなどGI・4勝の活躍で最優秀牡馬スプリンターに選ばれた。