【シルクロードS・東西記者徹底討論】馬場がプラスのアウィルアウェイか能力GI級レッドアンシェルか

2020年01月29日 21時33分

休養を挟んでの重賞連勝を狙うレッドアンシェル

【シルクロードS(日曜=2月2日、京都芝内1200メートル)東西記者徹底討論】2020年も勢力図がハッキリしないスプリント路線。GIIIシルクロードSもフルゲート18頭のハンデ戦となれば波乱ムードが漂う。「両刀」山口&「分析官」岡崎は、ともに軸を決めての薄め流しを推奨したが…狙い馬は例によってかみ合わなかった。

 岡崎翔(大阪スポーツ):山口さんとは今年、初顔合わせですね。明けましておめでとうございます。

 山口心平(東京スポーツ):おう。ていうか、もうすぐ2月だぞ? 今さら年始のあいさつもないだろ。

 岡崎:社交辞令は大事かなと思いまして。

 山口:せっかく建前で年始のあいさつはしたんだから、本音は隠しとけよ。

 岡崎:それもそうですね。まあ、隠し事もない気の置けない関係ってことで。

 山口:…。言葉に全く重みがないな。

 岡崎:まあまあ。それでは、そろそろ本題に入りましょうか。

 山口:シルクロードSは高松宮記念をにらむレースだな。

 岡崎:今の短距離路線はチャンピオンのタワーオブロンドンはともかく、以下は群雄割拠。新星の誕生が待たれます。

 山口:このレースも混沌としてるもんな。

 岡崎:おまけにハンデ戦ですからね。

 山口:10回やったら10回とも違う勝ち馬になるんじゃないか。本当に難しいよ。

 岡崎:先輩の本命は?

 山口:◎アウィルアウェイだな。前走(京阪杯=4着)は勝負どころで落馬のアオリを受け、手綱を引っ張る場面があったから…。もったいないレースだったよ。

 岡崎:それまではインでうまく立ち回れていたんですけどね。

 山口:切れるというよりはジワジワと長く脚を使うタイプだからな。あれで加速が遅れて脚を余した格好だ。スムーズに立ち回れていたなら際どかったと思うぞ。それに現状は持ち時計がないから、今の時計がかかる馬場でやれるのも間違いなくプラスだろう。

 岡崎:ボクは◎レッドアンシェルです。

 山口:早いうちから能力は見せていた馬だよな。

 岡崎:ええ。3歳時にはNHKマイルC・4着があるように、GIでも通用する能力の持ち主。CBC賞での重賞初制覇が遅過ぎたくらいです。

 山口:今回はそれ以来、半年以上の休み明けになるわけだが…。

 岡崎:もともと、コンスタントにレースを使えるタイプでもないですから。ブランクがあっても、それほどパフォーマンスが落ちる印象はないですよ。

 山口:オレは能力を評価しつつも△にとどめ、対抗は思い切ってナランフレグにした。

 岡崎:ヒネリましたね。今回が初重賞どころか、初のオープンでは敷居が高そうですが…。

 山口:混沌としたこの路線で新興勢力に目を向けるのは間違ってはいないはずだ。とにかく脚をためれば切れる。爆発力だけなら今回のメンバーでも屈指の存在だろう。

 岡崎:先行争いが激化して前崩れの形になれば、前を一気にのみ込むシーンもあるかもしれませんね。ボクは無印ですけど。

 山口:…。で、オマエの対抗は?

 岡崎:エイティーンガールです。前走のファイナルSは、ちょっとびっくりするようなはじけ方。何かひと皮もふた皮もむけたような気がします。

 山口:以前は何というか、追ってもどかしいイメージだったもんな。

 岡崎:ええ。脚がたまれば、あれだけ切れると分かったし、今の京都のタフな馬場状態もマッチしてます。ハンデ込みで侮れないと思いますよ。

 山口:そうだな。オレは無印にしたけど。

 岡崎:…。

 山口:そういえば快速馬モズスーパーフレアの名前がまだ出てないな。オレは▲にしといた。

 岡崎:ボクもです。テンのダッシュ力とかスピードは現役でもトップレベルなんですけどね。

 山口:高速決着が見込めるなら文句なしに本命なんだけどな。

 岡崎:要は今の時計がかかる馬場の適性が不安ということですよね。

 山口:それに、どうも直線が平坦だと、決め手のある馬に劣るんだよな。中山だと最後までしぶといんだけど…。

 岡崎:普通は平坦のほうが粘れそうなものなのに面白い特性ですよね。

 山口:結構な行数使っちゃったからシルクロードSはここまでにして、根岸S(日曜=2月2日、東京ダート1400メートル=1着馬に2・23フェブラリーS優先出走権)にも触れとくか。オレはダノンフェイスを注目馬に挙げておく。昨秋以降の内容を見ると、7歳にしていよいよ本格化を迎えた感じ。重賞でも気後れしないはずだ。

 岡崎:ボクはテーオージーニアスですね。先週のウッド追いのラスト1ハロンが11・3秒。とんでもない切れ味でした。この馬も力をつけてますよ。