【旭堂南鷹のビンボー講談師に明日はない】東海S インティ圧倒的な逃げ切りに期待

2020年01月25日 18時00分

インティ

【旭堂南鷹のビンボー講談師に明日はない】月末の馬券は真剣味が増す。大家からの重圧がハンパないからだ。真冬のこの時期に、寒空の下へ放り出されるわけにはいかない。温暖化の影響か、大阪にいると厳冬なんて言葉はすでに死語のような響きを持つが、水曜朝のトレセンは氷点下を記録。栗東にはいまだ冬の厳しさを感じさせてくれる朝がある。

 厳冬の淀の風物詩だった平安Sが5月に移行して久しい。数々のダートの猛者たちが寒さを忘れさせてくれる熱戦を繰り広げてきたこのレース。その名を聞けば、スマートボーイの名前が真っ先に浮かぶファンも多いのではないか。02年、03年をけれん味のない逃げで連覇。今年の東海Sにはその郷愁をくすぐるような逃げ馬が2頭いる。

 スマハマは中京ダート千八のレコードホルダー。もちろんここも有力だが、前走・ベテルギウスSの敗戦に藤岡佑介が肩を落としていたと聞く。2着で落ち込むのは期待の裏返しだろうが、疑心が生じたのは間違いない。

 一方、浮沈の逃亡者インティ。敗れたとはいえ、チャンピオンズCの内容に野中先生は自信を深める。今回は「逃げる」と戦略にも迷いはない。「ここで負けていては、クリソベリルやゴールドドリームに申し訳ない」。まるでここには敵なし、とも受け取れる強気のコメント。ファンとしてはインティらしい、影をも踏ませぬ逃げ切りを見たい。

 週末はあいにくの空模様。時計が速くなるとなれば、相手は絞れる。中距離転向後、末脚に確実性を増したヴェンジェンスが本線。

◎インティ
○ヴェンジェンス
△エアアルマス
△コマビショウ

【プロフィル】きょくどう・なんおう 講談師。マイケル・ジャクソンの自伝を読んで講談師の道を決意。演目は競馬、MJの他に「五代友厚」をシリーズ化。毎週日曜7時~ラジオ関西「旭堂南鷹の今昔なにわ物語」出演中。夢はグラミー賞朗読部門。