【元JRA助手の極秘情報】土曜中山9R呉竹賞セラン 松永幹調教師「中間の動きは申し分ありません」

2020年01月24日 21時01分

【元JRA助手の極秘情報】まいど、野村です。今週の水曜は久々に「あー、冬やわぁ」という寒さやったね。トレセンの温度計がマイナスだったのは今季初とちゃうかな。ま、雪が降らんのは馬乗りにとってはありがたいことやけど、ホンマは冬は冬らしく寒い方がええんかもね。…って言いながら、本格的に寒くなったら文句言うんやろうけど。

 さて、先週から小倉競馬が始まり、愛知杯、京成杯、日経新春杯と3つの重賞が行われました。

 まずは京成杯から振り返ってみましょうか。断然人気のスカイグルーヴが2着に負けてしまったわけやけど、何せ勝ったクリスタルブラックの末脚は強烈やったね。数字的に見ると他が止まっているのかもしれませんが、それにしても、見た目のインパクトはすごかったですわ。まさに1頭だけ違う脚。

 同馬を管理する高橋文調教師といえば、大久保洋吉元調教師のもとで厩務員、助手をされていたお方。つまり、同厩舎に所属していた吉田豊騎手&高橋文調教師のコンビは、同じ釜の飯を食った仲みたいなもんなんとちゃうかな。縁の深い先生とジョッキーの重賞Vだけに、喜びもひとしおやったやろうね。厩舎にとっての初重賞やからなおさらですわ。

 日経新春杯は武豊騎手のレッドジェニアルが1番人気でしたが、もしかしたら体調が本物ではなかったかもしれん。賞金は持っているわけやし、装鞍方法などいろいろ新しいことを試してたみたいやしね。次へのステップと考えれば、そこまで悲観する必要はないと思いますわ。

 それよりも勝ったモズベッロ。あの馬は、意外と強かった思います。同厩のメロディーレーンに注目は集まっていましたが、そもそも2番人気なわけやしね。キャラ的には地味かもしれませんが、今後の活躍は期待できるんとちゃうかな。

 ま、愛知杯(デンコウアンジュ)はあれですわ。さすがヨシトミさん(柴田善臣騎手)やね。あの年(53歳)になってもホンマに元気や思います。ものすごい手応えやったけど、外を回していたら届いてなかったと思いまっせ。あれはベテランの好騎乗ですわ。この勢いでぜひ、全場重賞制覇となるだけに函館でも勝ってほしいもんやね。

 さて、今週の推奨馬です。土曜中山の9R呉竹賞のセランに注目してください。

「中間の動きは申し分ありません。短期放牧を挟んで仕上がりはいいですね。うまくリフレッシュできました」とは松永幹調教師です。前走は東京で大敗してしまいましたが「正直、敗因ははっきしませんが、今の雰囲気ならあんなことはないと思います」と言うてましたわ。

 前走よりは配当的妙味もあるやろうし、狙うならこことちゃうかな。(元JRA調教助手)

【プロフィル】のむら・いさお 62歳。元JRA調教助手。1971年に栗東・坪重兵衛厩舎に所属。その後は山本正司、池江泰郎など35年間で数々の厩舎に在籍。トゥザヴィクトリー(2001年エリザベス女王杯)、ステイゴールド(01年香港ヴァーズ)など様々な名馬の背中にまたがる。