【アメリカJCC】ミッキースワロー 中山外回りコースならどんな悪条件でも不発なし

2020年01月24日 21時04分

菊沢調教師自らの騎乗で調整が続けられているミッキースワロー

【アメリカジョッキークラブカップ(日曜=26日、中山芝外2200メートル)新バージョンアップ作戦】年明けの中山開催を締めるのは、伝統のGIIアメリカジョッキークラブカップ。仕上げの難しい厳冬期ということで時に波乱もあるが、コース適性を最重要テーマとした新VU作戦の明石尚典記者はミッキースワローに自信の◎。中山外回りコースなら不発なし――の結論だ。

 先週土曜の古馬リステッド、ニューイヤーSはマイル=1分35秒8(稍重)の決着。小雪交じりの雨が降る中とはいえ、前年の1分32秒4から大きく時計を落としたあたりに今の馬場状態がうかがい知れよう。今週も週末にかけて不安定な空模様。馬場レベルのV字回復が望めぬ以上、良馬場でも時計のかかる決着を想定するのがベターだろう。

 仮に例年より時計一つ分下の馬場レベルとすれば、11ハロン=2分14秒超の可能性も十分。個々のハロンラップの数字が大きい消耗戦なら、そこはJRA屈指の難コースと言われる中山。その巧拙が勝敗の行方を大きく左右することになる。

 コース適性重視のスタンスなら、迷わずミッキースワローに◎。中山〈2・2・0・2〉ながら2017年新馬戦(10ハロン=5着)、18年有馬記念(12・5ハロン=11着)は内回り。外回りの11ハロンでは1、1、2、2着の連対パーフェクトだ。自身ラスト8ハロン合計は順に1分37秒8→1分35秒7→1分35秒2→1分34秒2で、走るごとにスピードの持続力にも磨きをかけている。

 この4戦のレース上がりは37秒0→34秒0→36秒0→34秒0。激しく上下動するラップで、いとも簡単に最速上がり4連発となれば、展開&馬場レベルに注文はつくまい。どんな状況に陥っても格好はつけてくれるはず。そんな確信を持っての軸指名だ。

 直線急坂の中山ながら、ラスト2ハロンでラップを落としたのは昨年のオールカマーのみ(11秒0→11秒8)。差し馬にとって決して有利に働くはずのない加速あるいは減速なしラップでの連確保は驚異的と言っていい。中山の、いや正確には“中山外回りの鬼”。すべての悪条件ものみ込んでしまえる稀有な存在に、今回のGII攻略のミッションを託すことにしよう。