【格付け委員会・ダート部門】無傷6連勝で砂界頂点に立ったクリソベリル「65キロ」

2020年01月23日 21時31分

【松島良都記者が2019年格付け委員会=ダート部門】前年のJRA賞最優秀ダートホースに輝いたルヴァンスレーヴが早々に脚部不安で戦線離脱。19年のダート界は主役不在でスタートすることになった。それでもベテランのゴールドドリームを筆頭に、3歳で東京大賞典を勝ったオメガパフューム、新星インティ、堅実無比のチュウワウィザード、藤田菜七子とのコンビで注目を集めたコパノキッキングなどタレントは豊富。なかなか活気に満ちたシーズンとなった。

 そんな路線を最後に制圧したのは3歳馬クリソベリル。同世代では抜けた存在だったものの、交流中心の実績ではいまひとつその強さが分かりにくかったのだが、好メンバーが揃ったチャンピオンズCを快勝。デビューから無傷の6連勝で頂点に立った。さすがにこれまでのようなワンサイドではなかったものの、休み休みのローテーションで勝ち進んでいるのだから、まだまだ伸びシロも期待できそう。現時点ではルヴァンスレーヴより実績は落ちるものの、期待値などを加味して、同ランクの65キロ(1400メートル超)とした。

 大きく飛躍したのはインティも同様。未勝利から休養を挟みながらフェブラリーSまで7連勝をマーク。続くかしわ記念も2着して、一気にトップクラスへ躍り出た。しかし、その後は案外。チャンピオンズC・3着で何とか面目を保ったものの、後半の凡走で印象を悪くしたのは否めない。フェブラリーS勝ち馬としては多少低めの61・5キロとした。

 オメガパフュームもJRAの両GIが10、6着。帝王賞、東京大賞典優勝、JBCクラシック2着(浦和)と交流ではさらに実績を積み上げたが、やはりJRAで好走できなかったのはマイナス材料。前年より微増の62・5キロとなった。

 対照的に安定した強さを発揮したのは古豪ゴールドドリーム。19年は5戦して2→1→3→2→4着。新たにかしわ記念タイトルを加えて通算GI・5勝とした。さすがにスケールアップした感はないものの、シーズンを通じた活躍を評価して64キロ。

 チュウワウィザードも大崩れなく1年間を戦い抜いた。上位とはまだ力差がありそうだが、JBCクラシックを勝って確実にステップアップ。明け5歳だけに、こちらもまだ強くなる可能性を秘めている(61キロ)。

 一方、1400メートル以下の短距離戦線ではコパノキッキングが前年の55キロ→59キロで順当に首位に。この路線ではGIのJBCスプリントが頂点ということになるのだろうが、個人的には根岸S、カペラSのVはそれ以上に価値がある。トータルで〈3・2・1・1〉と安定感も抜群。今年もトップの座は安泰だろう。