“GI・176勝”南米の名手が引退!ファレーロ騎手が残した偉大な功績

2020年01月23日 21時30分

【TPC秋山響の海外競馬解析】9500を超す勝ち星を挙げ、世界歴代3位にランクされる南米の名手、パブロ・ファレーロ騎手(53)が1月6日に引退した。

 母国であるウルグアイのマローニャス競馬場で行われた、同国最大のレース=GIホセペドロラミレス大賞4着(騎乗馬オリンピックハーヴァード)が最後の騎乗で、今後はアルゼンチンで調教師に転身する。

 ファレーロ騎手は、1981年にウルグアイの地方都市、コロニアデルサクラメントにあるレアルデサンカルロス競馬場でデビュー。翌年初勝利を挙げ、同国の中央競馬にあたるマローニャス競馬場に移って、そこで5年連続(87~91年)でリーディングになった。

 その後、隣国のアルゼンチンに拠点を移動。98年には落馬事故で首を骨折する大けがを負ったが、見事にカムバックし、アルゼンチン(パレルモ、サンイシドロ、ラプラタ競馬場の3大競馬場における集計)のリーディングに、実に15回(94、96、97、99~2006、09、10、13、14年)も輝くなど一時代を築き上げた。

 大舞台にもめっぽう強く、ポトリリョン(91年)、ポトリペ(92年)、グアラチェロ(00年)、ストームマヨール(05年)で計4勝を挙げたカルロスペレグリーニ(アルゼンチン最大のレース)や、チャプリン(87年)とガリコで制した前記ホセペドロラミレス大賞など、通算GI勝利数は176に上った。

 なお、冒頭で9500勝を超すと正確な数字を避けたのは、ウルグアイの地方競馬における成績(約200勝)が正確に把握できていないため。実際には9800勝に迫ろうかという数字になるはずだ。