【アメリカJCC・東西記者徹底討論】一発のステイフーリッシュかスティッフェリオの巻き返しか

2020年01月22日 21時33分

スティッフェリオは有馬記念後の乗り出しも早かった

【アメリカジョッキークラブカップ(日曜=26日、中山芝外2200メートル)東西記者徹底討論】凱旋門賞帰りのブラストワンピースを筆頭に、GIIアメリカJCCには、なかなかの好メンバーが集った。「独創」荒井&「馼王」西谷の2人も気合十分。時代の最先端を行く予想術で熱いバトルを繰り広げた。

 西谷哲生(大阪スポーツ):この前、化石海水の温泉に行ってきたんですが、なかなか良かったですよ。

 荒井敏彦(東京スポーツ):化石海水?

 西谷:要は昔の海水ってことです。温度はそんなに高くないのに全然湯冷めしないし、効能抜群って感じでした。

 荒井:温泉もいいけど、本業のほうも頼むぞ。

 西谷:大丈夫。そっちのほうはまだまだ現役。化石化はしてませんよ。

 荒井:なんか話がズレてる気がするんだが…。

 西谷:とにかく競馬のほうも“化石予想”なんて言われないよう頑張ります。

 荒井:で、ステイフーリッシュ◎か。

 西谷:持久力の生きる展開でこそ良さの出るタイプで、前走(チャレンジC=10着)のようなスローの瞬発力勝負は不向き。最終週の力のいる馬場なら一発が期待できると思います。

 荒井:確かに今の中山の馬場はこの馬に味方しそうだが、今回も決め手比べになりそうな気が…。展開的にはどうかな。

 西谷:昨年の中山金杯では早めにマクる形で惜しい2着でしたし大丈夫でしょう。スタートしてからスピードに乗るのに少し時間がかかるので、1コーナーまでの距離が前回より延びるのもプラスに出るとみています。

 荒井:オレはスティッフェリオ◎だな。有馬記念はハイペースで先行馬が総崩れ。あれでは13着惨敗も仕方なしだ。中山、とりわけ同じ舞台のオールカマーが強かったし、自分のリズムで運べば違った結果になるはず。

 西谷:前年の有馬記念から参戦した馬は過去10年で4勝。タイトなローテがどうかと思いましたが、意外と悪くないんですよね。もちろん、体調面が維持できていればですが…。

 荒井:調教師が言うには間隔が詰まってもビッシリ攻めたほうがいいタイプ。有馬翌週の土曜には坂路入りしていたくらいだし、疲れはないと判断したい。巻き返せると思うぞ。

 西谷:相手はどうしましょう。

 荒井:筆頭はこれも小回り巧者のミッキースワローだな。オールカマー(2着)は勝ち馬のペースに翻弄されたし、福島記念(3着)は重ハンデがこたえた。当舞台は4戦2勝、2着2回。ペース次第では自分から動けるのも大きな強みだ。

 西谷:あの極悪馬場の菊花賞でも0秒8差6着とそれなりに走れていましたから、最終週の荒れた馬場も苦にはしないでしょうね。ボクも3番手には評価しましたが、相手筆頭はやはりブラストワンピースです。

 荒井:オレはそっちが3番手だ。

 西谷:跳びの大きな馬で一昨年の有馬記念を勝った後も大箱向きと主張し続けてきたんですが、内を突いて勝った札幌記念を見てそれを言うのをやめました。ああいう競馬ができるなら中山でも安定して走れそう。

 荒井:本来なら主役扱いすべきなんだけどな。いつもの1週前に比べると動きがひと息で馬体もやや太め残り。人気面とのバランスを考えると…。今週のひと追いでどこまで上がってくるかがカギになる。

 西谷:伏兵も多彩です。グローブシアターは中山は走る血統ですし、昨年シャケトラでアッと言わせた厩舎なら、もう一丁があっても。それとニシノデイジーの菊花賞(9着)は着順ほど負けてはいませんし、押さえておきたい一頭ですね。

 荒井:あとはラストドラフトか。中日新聞杯(2着)は勝ったか、と思わせる走り。ただ馬体から受ける印象では2000メートルが限界にも見えるんだよな。長期休養明けのサトノクロニクルは坂路中心の乗り込みなので、息が持つかどうかだな。

 西谷:最後に東海S(日曜=26日、京都ダート1800メートル=1着馬に2・23フェブラリーS優先出走権)の予想も少し。インティは前走のチャンピオンズC3着とはいえ、かなり内容の濃い競馬ができていました。ここも自分の競馬ができれば結果はついてくるでしょう。

 荒井:ヴェンジェンスも初舞台で0秒7差(7着)なら悪くない。人気も手頃だし、妙味十分なんじゃないか。