【アメリカJCC】“隠れ中山巧者”ニシノデイジー 田辺との新コンビで大逆襲だ!

2020年01月21日 21時31分

3冠戦を糧に復活への道を歩きだす田辺ニシノデイジー。お楽しみはこれからだ

【アメリカジョッキークラブカップ(日曜=26日、中山芝外2200メートル)dodo馬券】実績通りで決まりやすい別定戦でありながら、ここ7年で1番人気馬の勝利は皆無。波乱ムードが蔓延する一戦が日曜のGIIアメリカジョッキークラブカップだ。その中で気を吐いてきたのがクラシック戦線に参戦した明け4歳馬。当欄は3冠戦で17→5→9着と結果が出なかったニシノデイジーの逆襲に期待した。


 過去7年の優勝馬を見てみよう。4歳馬は18年ダンビュライトの1勝に対して、5歳=2勝、6歳=3勝、7歳=1勝。年長馬の活躍が目立つが、一方で2017年ゼーヴィント、18年ミッキースワロー、19年フィエールマン…近3年は4歳勢が2着を確保した。これらに共通するのはクラシック、または菊花賞トライアルのGIIセントライト記念に出走していたことだ。

 出世レースである18年のGIII東京スポーツ杯2歳Sに優勝し、続くGIホープフルSで3着。将来を嘱望されたニシノデイジーは日本ダービーこそ猛然と追い込んで0秒5差5着と存在感を示したが、皐月賞、菊花賞は不発。早熟説も出たものの、GIII札幌2歳Sを勝った当時、担当の高森務員はこう話していた。

「まだまだ子供なんです。先々は本当に楽しみですが…」。陣営はむしろ晩成のイメージを持っていた。ならば、古豪との初対決とはいえ期待していいはずだ。

 中山コースは当舞台のセントライト記念を含めて〈0・0・1・3〉。一見、不得手にも思えるが、そのセントライト記念(5着)とホープフルSでは上がり最速を記録。GII弥生賞も0秒4差4着だった。“隠れ中山巧者”の可能性は小さくない。

 タフな競馬になりがちなアメリカJCCは過去10年のうち、半分の5回がレース上がり36秒台で34秒台はわずか2回だけ。獣医が太鼓判を押す同馬の心臓の良さは、タフな展開や馬場でより生きるのかもしれない。同厩務員も「頭が高い走法ですし、力勝負のほうがいいでしょう」とハードな勝負は望むところ。「有馬記念を使っていたら、案外面白かったかもしれません」とも話す。

 一方、新たにコンビを組む田辺は14年ヴェルデグリーン、15年クリールカイザーとこのレースを連覇。過去に騎乗した5戦が1→1→5→5→4着でオール掲示板。アメリカJCCにめっぽう強いジョッキーでもあるのだ。

「1週前追い切りは田辺ジョッキーがまたがって、ハミの取り方や頭の高さなどを踏まえてうまく乗ってくれました。2歳戦以降は勝ってないけど、馬は変わらず元気いっぱい。仕上がり的には中山金杯を使えたくらいです。馬混みは問題ないので、そこでリラックスして走るのがいいでしょう」と高森厩務員。

 馬と鞍上のコンタクト=リハーサルは完璧。コース巧者(馬)&レース巧者(騎手)の相乗効果に、同馬のおくての血が騒ぐようなら復活があってもいいはずだ。