【京成杯】スカイグルーヴ 申し分ないスピード持続力&瞬発力で牡馬一蹴!

2020年01月17日 21時04分

軍団の先頭を歩むスカイグルーヴ

【京成杯(日曜=19日、中山芝内2000メートル)新バージョンアップ作戦】女で作った借りは女で返す――。先週のGIIIシンザン記念での失態からの汚名返上を誓う新VU作戦の明石尚典記者が、GIII京成杯で狙うのはまたまた牝馬。ラップを操るラッパーのプライドにかけて、今度こそは未来の女傑候補が牡馬を一蹴してみせる。

 名牝候補とまでぶち上げたシンザン記念のルーツドールは7着に沈没。前後半4ハロンがほぼイーブン(48秒0→47秒9)と紛れの生じにくいラップ構成だけに、敗因をつかみかねているのが本音だが…。Vタイム1分35秒9は初戦より2秒以上も遅い低速決着。馬場レベルの一変に対応するにはキャリアが不足していた。そう考えるのが最もしっくりくる。何はともあれ、素材は間違いなく一級品。苦い教訓をどう生かせるかが、今後の浮沈のカギを握っていよう。

 一方、翌日のフェアリーSは1分34秒0とこの時期の中山にしては好時計での決着。こちらも前後半4ハロンは47秒0→47秒0のイーブン。あっさり押し切ったスマイルカナの株は急上昇といったところだが、当欄にとっての収穫は目下の中山の馬場レベルがはっきり見えたこと。現状、芝は間違いなく京都よりも軽い。今週の京成杯は久々に10ハロン2分00秒台突入の可能性十分。時計のハードルが上がれば、今度こそポテンシャルの違いがモノをいうはずだ。

 素材ナンバーワンの評価は今回も牝馬のスカイグルーヴ。東京10ハロンを5馬身突き抜けた初陣のVタイム2分01秒4は、同日の1勝クラス・百日草特別に0秒5差完勝。ほぼ同じ水準の前後半4ハロンラップで推移しながらの完封劇には、額面通りの高い評価を与える必要がある。

 上がりの数字(34秒1)こそ百日草特別の勝ち馬ホウオウピースフル(33秒6)に譲るものの、中間4ハロンを合わせたラスト7ハロンラップはホウオウの1分24秒4に対して1分24秒3。自らラップを刻んでの逆転劇となれば、スピード持続力では完勝。瞬発力も互角以上の評価が妥当と言える。

 2戦目での牡馬混合重賞挑戦はルーツドールと同じ軌跡ながらも、今回はGIはおろかGII、GIII出走馬も数えるほどのメンバー構成。決して一線級とは言いがたい面々が相手となれば、今度こそ通過点にしてしまえるはず。少なくとも、それだけのポテンシャルを備えた素材であることは間違いない。