【赤城真理子の聖地巡礼】“芦毛の怪物”ゴールドシップ 真っ白になっていた

2020年01月10日 21時00分

柵の向こうには真っ白になったゴールドシップが…

【赤城真理子の聖地巡礼】「ナゾの女記者」としてトレセンデビューを果たした赤城真理子記者も、年が明けて記者歴3年目を迎えた。ナゾの部分はすっかり薄れたものの、“競馬力”アップなったかといえば…。そんな彼女が自身の成長を求め、向かった先は「競走馬の聖地」北海道。名馬たちの現役時代を知らない赤城記者の見た名馬たちの現在――。見えなかったものが見えてくるかもしれない。

 昨年の某月某日。新冠町にあるビッグレッドファームを訪れました。何でかって私、厩舎関係者や先輩が話す多くの名馬を知らないことがものすごいコンプレックスで…。実際に“生”で見たい気持ちを以前から持っていたんです。そんなとき、トレセン友達のミッキ(某競馬専門紙TM)が「今度、牧場視察に行くよ」って。これ、何かのお告げですよね? 彼女の予定にちゃっかり便乗(便乗かい!ってツッコミはなしで)。私の前に登場した最初の名馬が「芦毛の怪物」ゴールドシップになったわけです。

 いきなりからスゴい馬とのご対面にビビる私。ものすごく気性の激しい馬なんですよね? 産駒の初年度だった昨年、調教師さんの多くが「どう転ぶかわかんないもんな。やるのはちょっと怖いなあ~」と。能力を出し切れない馬が多いんじゃないかって思っているみたいなんです。でも、私が初めて見たゴールドシップは――。

 あの~、ものすっごい格好で放尿なさっているんですけど…。あ、目が合ってしまいました。なんかスミマセン。あられもない姿を撮影してしまい、心の中で謝罪する私。でも、彼はこちらをガン無視です。尻尾をブンブンと振りながら草をはみ始めました。一匹狼なのかしら。あ、狼じゃなくて馬か。馬の場合は“一匹馬”なんて表現になるのかな? そんなバカなことを考えていると、「現役時よりかなり白くなったねえ」と横にいるミッキがポツリ。マジマジと見ると白馬みたいに真っ白! 私が見た現役時代の写真とはずいぶん違いますね。ここで「歩く競馬辞典」と言われる某社の先輩の言葉を思い出した。

「ゴールドシップの現役時は後躯のつなぎの柔らかさが目立っていたんだよなあ」と。確かにクッションが利いた歩き方をしている。これが「2段ロケット」を可能にした秘密なのかな?

 ゴールドシップ産駒は「重い」とか「スピードが足りない」とか言われがちですけど、彼もサンデーサイレンス系の種牡馬。東京の長い直線とかで鋭い脚を使っちゃう産駒が出たりするかもしれませんよ!

 最後に牧場PRを。ビッグレッドファームは受付で手続きすれば、その後の見学は自由。ゴールドシップもアドマイヤマックスも好きに見ることができるんです。素晴らしいですよね! 競馬ファンの皆さんが信用されているからこそだと思いました。ちなみにここが私が訪れた初めての牧場。永遠に忘れないんだろうな、きっと。