【JRA賞】年度代表馬リスグラシュー 夢の続きは子供たちへ

2020年01月08日 21時29分

タイトル馬がひしめく有馬記念を圧勝したリスグラシューが19年の女王に輝いた

 2019年度のJRA賞受賞馬が7日、決定した。注目の年度代表馬には年末の有馬記念を圧勝、日→豪→日と内外のGIを3連勝して現役を退くリスグラシューが選ばれた。資格のある記者274人のうち271人が投票――。圧倒的支持を集めての受賞になった。なお、JRA各賞の授賞式は27日に都内のホテルで行われる。

 19年の“JRAの顔”は、最優秀4歳以上牝馬の部門賞を獲得したリスグラシューに決まった。

 6月の宝塚記念を快勝、10月に遠征したアウェー=オーストラリアでコックスプレートを勝利。それでも古馬(牝馬)のレベルは異様に高く、途中まではGI・2戦を圧勝していた前年の年度代表馬アーモンドアイの2番手評価だった。しかし、最初にして最後の決戦・有馬記念で5馬身差のワンサイドV。文句なしの走りを見せ、統一女王の座に就いた。

 受賞の知らせを聞いた矢作調教師は「このような栄誉ある賞を頂けて調教師として誇りに思いますし、リスグラシューに感謝しています。引退することになり別れは寂しいですが、将来の彼女の子供たちに期待しています。今まで応援ありがとうございました」。

 続けて「リスグラシューは引退しますが、われわれの世界は継続していくことが大事だと考えていますし、これで終わりというわけではありません。このタイミングで(コントレイルが最優秀2歳牡馬のタイトルを取って)その後を継いでくれそうな馬が現れたということは本当にうれしい。リスグラシューの残してくれたレガシーを、ぜひこれからの世代で引き継いでいきたいと考えています」と締めた。

 なお、リスグラシューの引退式は19日、京都競馬の最終レース終了後に実施されることになった。

★馬主・秋田博章キャロットファーム代表取締役社長「厩舎関係者、牧場関係者、すべての関係者の皆様にお礼を申し上げたいと思います。リスグラシューがデビューし、ここまで成長するまで管理していただいた調教師や関係者の皆様に感謝しています」